エアバスが開発を進めているA320ファミリーで最も長い距離を飛行できるA321XLR型機にエンジンが装着されました。最終組み立てはハンブルク工場で進められており、今後は機体の塗装の後、飛行制御やエンジン、APUなどの地上試験を経て、2022年に初飛行が予定されています。
A321XLRは長距離を飛行するため、センターウイングボックス(CWB:中央翼ボックス)と後部燃料タンク(RCT)の搭載が、A321neoファミリーの中でも大きな違いです。CWBとRCTはより多くの燃料を搭載でき、最大離陸重量(MTOW)を増やし、着陸装置などが強化されています。ただし、外観でA321XLRと他のA321neoやA321LRのA321neoファミリーを見分けることは難しそうです。
なお、A321XLRはエンジンが搭載された製造番号(MSN)「11000」の機体に加え、「11058」「11080」の3機が飛行試験機として製造される予定です。
■画像はA321LR、Twitterと比べると違いを見つけるのが難しいthe first #A321xlr from #Airbus extra long range now with engines on the place #Hamburg MSN11000@ikarosairline pic.twitter.com/3jUH3sYHX9
— Tobi (@Tobias_Gudat) April 12, 2022