デルタ航空、3月単月でコロナ前を初めて上回る プレミアムクラス好調

デルタ航空、3月単月でコロナ前を初めて上回る プレミアムクラス好調

ニュース画像 1枚目:デルタ航空 イメージ
© Delta Air Lines
デルタ航空 イメージ

デルタ航空は2022年第1四半期業績(1〜3月)で、3月の調整済み営業単位収益合計(TRASM)は単月で2019年の実績を初めて上回ったと発表しました。TRASMが2019年を上回ったのは、コロナ後初めてで、プレミアムキャビンの収益、ロイヤルティ・プログラムや貨物を含む収益源の多様化が業績回復を後押ししています。プレミアムキャビンはアメリカ国内線でほぼ2019年と同レベルに回復、さらに南米路線でも上級クラスの需要がエコノミークラスを上回る力強さを見せています。貨物は、2019年の同時期と比べ、151%で推移し、好調を維持しています。

第1四半期は、営業収益合計は93億ドル、2022年第1四半期の営業損失は7億8300万ドルでした。2019年第1四半期と比べ、輸送容量は83%、売上は79%に回復しています。売上の回復に伴い、 営業経費合計は101億ドルと2019年第1四半期に比べ6億7900万ドル増加しています。第1四半期末時点で現金やその同等物、短期投資、リボルビング与信枠残高を含むデルタ航空の流動資産は128億ドル(日本円で1兆6,000億円)で、流動性が確保されています。

ニュース画像 1枚目:デルタ航空が受領したA321neo
© Delta Air Lines
デルタ航空が受領したA321neo

需要の回復に伴い、便数の増加や新機材の導入を進めています。中でも、デルタ航空として初めてのエアバスA321neo型を3月末までに導入しています。この機種は、2022年中に26機を受領します。これにより、2019年比で消費燃料を6%減らし、環境に良いだけでなく、経営面でも効果の高い新機材を導入します。A321neoは、2027年までに計155機を導入する予定です。

メニューを開く