エンブラエル、短距離性能をアピール ベトナムでE195-E2デモ飛行

エンブラエル、短距離性能をアピール ベトナムでE195-E2デモ飛行

ニュース画像 1枚目:ベトナムで飛行するE190-E2プロフィットハンター「テクシャーク」
© Embraer
ベトナムで飛行するE190-E2プロフィットハンター「テクシャーク」

エンブラエルは2022年4月12日(火)から4月14日(木)まで、ベトナム・ツアーを実施し、E190-E2型を使った体験飛行を実施しました。使用した機材は、2月に「シンガポール・エアショー」で披露したプロフィットハンター「テクシャーク(TechShark)」で、ホーチミン、ハノイ発着で航空関係者向けにデモ飛行を実施し、性能を体験してもらいました。このE2によるデモ飛行は、2019年にE195-E2型に続くセールス活動でした。

今回のエンブラエルによるベトナム・ツアーは、E190-E2が短距離滑走路でのパフォーマンスを実際に確認してもらうことが目的でした。E190-E2を1,800メートル(m)ほどの離島にあるコンダオ空港に運航。地方空港への運航で、航空会社やベトナム航空当局の関係者に向け、メリットをアピールしました。

ニュース画像 1枚目:E2機内
© Embraer
E2機内

デモ飛行が実施されたコンダオ空港は、滑走路長が1,800mで、1,700mで滑走可能なE190-E2を受け入れることが可能です。現在、この飛行場では前世代のエンブラエルE190型でバンブー・エアウェイズが定期便を運航していますが、それ以外はベトナム航空がATR72型で乗り入れています。

エンブラエルは、E190-E2の導入で短い滑走路の地方都市への運航だけでなく、ハノイ/福岡間など近距離国際線にも投入できる航続距離もアピールしています。ベトナム国内線のネットワーク拡充だけでなく、国際線でも投入できる柔軟性を見せることで、契約獲得を目指しています。

現在、ベトナムでエンブラエル製の航空機は、バンブーエアウェイズがE190型5機を運航しています。また、ベトスターエアラインズがE135型やレガシーなどビジネスジェットを導入しています。

ニュース画像 2枚目:テクシャーク塗装のE2
© Embraer
テクシャーク塗装のE2
メニューを開く