JAL、6〜7月発券分の燃油サーチャージ ケロシン市況高騰で一気に4段階値上げ

JAL、6〜7月発券分の燃油サーチャージ ケロシン市況高騰で一気に4段階値上げ

ニュース画像 1枚目:JAL イメージ (六連星さん 2016年9月10日撮影)
© FlyTeam 六連星さん
JAL イメージ (六連星さん 2016年9月10日撮影)

日本航空(JAL)は、2022年6〜7月発券分の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を決定しました。燃油サーチャージを決定する2022年2月から3月のシンガポールケロシン市況価格2カ月平均は1バレルあたり122.40米ドル、さらに為替平均1米ドル117.02円を含む円貨換算額は14,323円で、条件表の14,000〜15,000円未満の範囲「Zone I」基準に改定されます。5月末までの発券時の燃油サーチャージは「ゾーンE」基準が適用されており、一気に4段階の値上げになります。コロナ後を見据え、海外旅行を検討している場合には、夏休み、秋のシルバーウィーク、そして年末年始と、5月末までに旅行計画を立て、発券することで、少しでもお得な旅行を実現する境目になりそうです。

燃油サーチャージは2022年4月に条件表が見直しされ、同じ基準でも値上げされています。今回は、航空燃料の市況が高騰していることが反映されたものです。航空燃料の市況は上昇傾向にあるため、6月発券分以降はしばらく高い燃油サーチャージ額が続く見通しです。なお、全日空(ANA)も今後、燃油サーチャージを申請、JALと同様に値上げするとみられます。

2022年2~3月2022年4~5月2022年6〜7月
韓国・極東ロシア1,500円1,800円4,100円
東アジア(除く韓国・モンゴル)4,500円5,200円9,900円
グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・モンゴル・ロシア(イルクーツク)5,000円5,800円12,700円
タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ロシア(ノヴォシビルスク)8,500円9,800円19,600円
ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ11,000円12,700円23,600円
北米・欧州・中東・オセアニア17,500円20,200円36,800円
シンガポールケロシン市況91.14米ドル89.69米ドル 122.40米ドル
円貨換算額10,354円 10,253円 14,323円
ケロシン判断期間2021年10~11月2021年12~2022年1月2022年2月〜3月
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