日本航空(JAL)は、2022年6〜7月発券分の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を決定しました。燃油サーチャージを決定する2022年2月から3月のシンガポールケロシン市況価格2カ月平均は1バレルあたり122.40米ドル、さらに為替平均1米ドル117.02円を含む円貨換算額は14,323円で、条件表の14,000〜15,000円未満の範囲「Zone I」基準に改定されます。5月末までの発券時の燃油サーチャージは「ゾーンE」基準が適用されており、一気に4段階の値上げになります。コロナ後を見据え、海外旅行を検討している場合には、夏休み、秋のシルバーウィーク、そして年末年始と、5月末までに旅行計画を立て、発券することで、少しでもお得な旅行を実現する境目になりそうです。
燃油サーチャージは2022年4月に条件表が見直しされ、同じ基準でも値上げされています。今回は、航空燃料の市況が高騰していることが反映されたものです。航空燃料の市況は上昇傾向にあるため、6月発券分以降はしばらく高い燃油サーチャージ額が続く見通しです。なお、全日空(ANA)も今後、燃油サーチャージを申請、JALと同様に値上げするとみられます。
2022年2~3月 | 2022年4~5月 | 2022年6〜7月 | |
---|---|---|---|
韓国・極東ロシア | 1,500円 | 1,800円 | 4,100円 |
東アジア(除く韓国・モンゴル) | 4,500円 | 5,200円 | 9,900円 |
グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・モンゴル・ロシア(イルクーツク) | 5,000円 | 5,800円 | 12,700円 |
タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ロシア(ノヴォシビルスク) | 8,500円 | 9,800円 | 19,600円 |
ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ | 11,000円 | 12,700円 | 23,600円 |
北米・欧州・中東・オセアニア | 17,500円 | 20,200円 | 36,800円 |
シンガポールケロシン市況 | 91.14米ドル | 89.69米ドル | 122.40米ドル |
円貨換算額 | 10,354円 | 10,253円 | 14,323円 |
ケロシン判断期間 | 2021年10~11月 | 2021年12~2022年1月 | 2022年2月〜3月 |