国内の航空会社10社は、2022年4月22日(金)時点のゴールデンウィークの予約状況を発表しました。概況は2021年度と比べて旅客数は増加しているものの、国内線・国際線とも力強い回復とまでは言えない状況です。それでも、少しずつ回復への明るい兆しが見えている模様が見えつつあります。予約状況は、4月29日(金)から5月8日(日)の10日間が対象です。
国内線は、10社合計の提供座席数は230万7,900席、予約数は135万4,987人、予約率は58.7%です。2021年度より予約数は多くなっていますが、コロナ前の2019年度との予約数の比較を発表している全日空(ANA)は58.3%、スカイマークは67.2%、ソラシドエアは94.3%です。ゴールデンウィークは、旅行シーズンのピーク時期の1つですが、総じて力強い回復とまでは行かない様子です。ただし、各社とも80〜90%台の予約率を記録する日もあり、2021年度と比べ上向きになっています。
予約率で見ると、ソラシドエアとAIRDOが80%台ですが、他の会社は50〜60%です。これから予約する場合でも、日程、方面を選ぶとゴールデンウィークに旅行を計画しても間に合います。
国際線も2021年度から、予約数は改善していますが、コロナ前の2019年度と比べ低調です。ただし、明るい兆しとしてパッケージツアーの販売が再開されたハワイ線は、日本航空(JAL)が日によって「ほぼ満席のご予約をいただく」状況といい、久しぶりの海外旅行をハワイで過ごそうと計画する人たちが動き出しています。
■2022年度 GW国内線予約状況航空会社 | 提供座席数 | 総予約数 | 予約率 |
---|---|---|---|
ANA | 1,531,722 | 783,788 | 51.2 |
JAL | 1,221,044 | 729,911 | 59.8 |
SKY | 278,775 | 135,694 | 48.7 |
SNJ | 94,776 | 58,620 | 81.2 |
ADO | 89,204 | 72,460 | 81.2 |
FDA | 62,018 | 41,883 | 67.5 |
SFJ | 50,035 | 28,124 | 56.2 |
APJ | 320,360 | 192,233 | 60.0 |
JJP | 172,800 | 89,025 | 51.5 |
SJO | 18,888 | 7,037 | 37.3 |
10社計 | 2,307,900 | 1,354,987 | 58.7 |
航空会社 | 提供座席数 | 総予約数 | 予約率 |
---|---|---|---|
ANA | 98,012 | 64,896 | 66.2 |
JAL | 115,363 | 69,170 | 60.0 |
SJO | 795 | 771 | 97.0 |
3社計 | 214,170 | 134,837 | 63.0 |