初飛行から34年 ボーイング747-400、国内で見れるのはどこ?

初飛行から34年 ボーイング747-400、国内で見れるのはどこ?

ニュース画像 1枚目:planetさん 2019年4月15日撮影 N249BA ボーイング747-409(LCF) ドリームリフター ボーイング
© FlyTeam planetさん
planetさん 2019年4月15日撮影 N249BA ボーイング747-409(LCF) ドリームリフター ボーイング

「空の女王」と呼ばれ、多くの人に愛された旅客機、ボーイング747-400型が34年前の1988年4月29日に初飛行しました。747-400は「ハイテクジャンボ」と呼ばれ、開発当時の最新技術が盛り込まれた機種です。特にコクピットは、747-400以前は航空機関士を含め3名体制でしたが、747-400は機長・副操縦士2名で運航できるようになりました。登場した当時の最新技術を搭載した747-400ですが、初飛行から34年が経ち、現在は主に貨物機として日本へ飛来しています。そんな747-400を運航する航空会社や、見ることができる空港をまとめました。

■アメリカの航空会社

アメリカの航空会社は主に6社が成田国際空港をはじめ、名古屋・セントレア、大阪・関西国際空港の主要な国際空港にボーイング747-400貨物機が飛来しています。このうち、アトラス航空、ナショナル・エアラインズ、カリッタ・エアは横田基地をはじめ、三沢基地、嘉手納基地と在日アメリカ軍の飛行場に飛来することもあります。

アトラス航空
ニュース画像 1枚目:ユージ@RJTYさん 2016年8月4日撮影 N419MC ボーイング747-48EF/SCD アトラス航空
© FlyTeam ユージ@RJTYさん
ユージ@RJTYさん 2016年8月4日撮影 N419MC ボーイング747-48EF/SCD アトラス航空
ナショナル・エアラインズ
ニュース画像 2枚目:SHINYA@NATIONALCARGOさん 2015年10月31日撮影 N952CA ボーイング747-428(BCF) ナショナル・エアラインズ
© FlyTeam SHINYA@NATIONALCARGOさん
SHINYA@NATIONALCARGOさん 2015年10月31日撮影 N952CA ボーイング747-428(BCF) ナショナル・エアラインズ
カリッタ・エア
ニュース画像 3枚目:ケロさん 2014年11月18日撮影 N715CK ボーイング747-209B(SF) カリッタ エア
© FlyTeam ケロさん
ケロさん 2014年11月18日撮影 N715CK ボーイング747-209B(SF) カリッタ エア
ウエスタン・グローバル・エアラインズ
ニュース画像 4枚目:地主さん 2018年7月2日撮影 N344KD ボーイング747-446(BCF) ウエスタン・グローバル・エアラインズ
© FlyTeam 地主さん
地主さん 2018年7月2日撮影 N344KD ボーイング747-446(BCF) ウエスタン・グローバル・エアラインズ
ポーラーエアカーゴ
ニュース画像 5枚目:mat_satさん 2011年9月16日撮影 N453PA ボーイング747-46NF/SCD ポーラーエアカーゴ
© FlyTeam mat_satさん
mat_satさん 2011年9月16日撮影 N453PA ボーイング747-46NF/SCD ポーラーエアカーゴ
UPS航空
ニュース画像 6枚目:goshiさん 2015年7月12日撮影 N578UP ボーイング747-45E(BDSF) UPS航空
© FlyTeam goshiさん
goshiさん 2015年7月12日撮影 N578UP ボーイング747-45E(BDSF) UPS航空

■アジアの航空会社

アジアの航空会社は主に4社が成田、名古屋、関西に飛来しています。中でも注目されるのは、大韓航空が北九州空港に貨物定期便を週4便運航しており、木曜日は747貨物機です。また、中国のSFエアラインズが1機だけ保有する747-400貨物機は、主に北米・欧州路線に投入されていますが、成田、関西に飛来することもあり、日本への飛来は貴重な機会です。

チャイナエアライン
ニュース画像 7枚目:Triton Blueさん 2018年6月27日撮影 B-18212 ボーイング747-409 チャイナエアライン
© FlyTeam Triton Blueさん
Triton Blueさん 2018年6月27日撮影 B-18212 ボーイング747-409 チャイナエアライン
大韓航空
ニュース画像 8枚目:JJ747✈さん 2022年3月31日撮影 HL7603 ボーイング747-4B5F/ER/SCD 大韓航空
© FlyTeam JJ747✈さん
JJ747✈さん 2022年3月31日撮影 HL7603 ボーイング747-4B5F/ER/SCD 大韓航空
アシアナ航空
ニュース画像 9枚目:じゃがさん 2020年4月10日撮影 HL7413 ボーイング747-48E(BDSF) アシアナ航空
© FlyTeam じゃがさん
じゃがさん 2020年4月10日撮影 HL7413 ボーイング747-48E(BDSF) アシアナ航空
SFエアラインズ
ニュース画像 10枚目:PW4090さん 2022年2月27日撮影 B-2422 ボーイング747-4EVF/ER/SCD SF エアラインズ
© FlyTeam PW4090さん
PW4090さん 2022年2月27日撮影 B-2422 ボーイング747-4EVF/ER/SCD SF エアラインズ

■ヨーロッパの航空会社

ヨーロッパの航空会社は主に4社が成田、関空に飛来しています。シルクウェイ・ウェスト・エアラインズは、通常塗装だけでなく、白やシルバーの機体も飛来しています。また、成田ではASLエアラインズ・ベルギー、カーゴルクス・イタリアを見ることができます。ロシアのウクライナ侵攻の影響で、エア・ブリッジ・カーゴは運休中です。

シルクウェイ・ウェスト・エアラインズ
ニュース画像 11枚目:あおいそらさん 2020年11月29日撮影 4K-SW800 ボーイング747-4R7F/SCD シルクウェイ・ウェスト・エアラインズ
© FlyTeam あおいそらさん
あおいそらさん 2020年11月29日撮影 4K-SW800 ボーイング747-4R7F/SCD シルクウェイ・ウェスト・エアラインズ
ASLエアラインズ・ベルギー
ニュース画像 12枚目:jun☆さん 2022年4月2日撮影 OE-ILC ボーイング747-409F/SCD ASLエアラインズ・ベルギー
© FlyTeam jun☆さん
jun☆さん 2022年4月2日撮影 OE-ILC ボーイング747-409F/SCD ASLエアラインズ・ベルギー
カーゴルクス・イタリア
ニュース画像 13枚目:Yubisoさん 2021年12月18日撮影 LX-YCV ボーイング747-4R7F/SCD カーゴルクス・イタリア
© FlyTeam Yubisoさん
Yubisoさん 2021年12月18日撮影 LX-YCV ボーイング747-4R7F/SCD カーゴルクス・イタリア
エアブリッジ・カーゴ・エアラインズ ※運休中
ニュース画像 14枚目:ぶらうさん 2018年8月5日撮影 VQ-BHE ボーイング747-4KZF/SCD エアブリッジ・カーゴ・エアラインズ
© FlyTeam ぶらうさん
ぶらうさん 2018年8月5日撮影 VQ-BHE ボーイング747-4KZF/SCD エアブリッジ・カーゴ・エアラインズ

■特殊な747-400型

747-400を紹介する中で、欠かせないのは、セントレアに飛来する世界に4機しかないボーイング・ドリームリフターではないでしょうか。747-400旅客機を改造した貨物専用機で、ボーイング787ドリームライナーを製造するために作られました。機首部分は747らしい面影を残しつつ、胴体は787の主翼を搭載できるように風船を膨らましたかのような外観です。一度は自分の目で見たい方も多いのではないでしょうか。セントレアで必ず見れるわけではないですが、2機、あるいは3機同時に駐機していることもあります。セントレアを訪れた際には、スカイデッキに足を伸ばしてみましょう。

ニュース画像 15枚目:アルベルト(mode:antonov)さん 2021年2月20日撮影 N747BC ボーイング747-4J6(LCF) ドリームリフター ボーイング
© FlyTeam アルベルト(mode:antonov)さん
アルベルト(mode:antonov)さん 2021年2月20日撮影 N747BC ボーイング747-4J6(LCF) ドリームリフター ボーイング

旅客機として引退した後も、貨物機として活躍する747-400型。コロナ禍に見舞われたこの2〜3年は、世界の物流を支え、活躍しました。しかしこの機種も今や、最新の747-8Fや、開発中のボーイング777-8貨物機へ更新され、今後数年で運航される機数が減っていくと予想されます。多くの人を魅了した機種の姿、活躍する間に目に焼き付けておきたいですね。

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