豪KC-30Aと空自F-2の空中給油試験 終了、豪空軍が空自を演習に招聘へ

豪KC-30Aと空自F-2の空中給油試験 終了、豪空軍が空自を演習に招聘へ

ニュース画像 1枚目:KC-30AとF-2のコンタクト
KC-30AとF-2のコンタクト

航空自衛隊とオーストラリア空軍(RAAF)は、2022年4月4日(月)から4月27日(水)にかけて、空中給油適合性確認試験を実施しました。空自とRAAFによる初めての空中給油活動でした。アンバレー空軍基地のKC-30A(ビューロナンバーA39-004)が3月下旬に小牧基地に飛来し、試験が行われていました。RAAFは、隔年で主催している多国籍演習「ピッチ・ブラック(Exercise Pitch Black)」を2022年8月に実施する予定で、その際に空自を招聘する見通しです。この演習で、空自とRAAFの空中給油機によるコンタクトもスムーズに行うことが可能になります。

空中給油適合性確認試験は、空自のF-2A、F-2Bをそれぞれ2機ずつ使用し、日本海と太平洋上の訓練空域でKC-30Aと9回に渡り飛行、コンタクトが行われました。F-2とのコンタクト時、KC-30Aの機体後部に装備されている高度給油ブームシステム(ARBS)を使用。ARBSは、最大19メートルまで延長でき、フライバイワイヤー制御により、空中給油オペレーターが操作します。飛行試験では、3Dディスプレイ画面を確認しながら、給油オペレーター、F-2の搭乗員、追跡機が注意深く監視しながら、実施されました。

ニュース画像 1枚目:F-2A「83-8544」に伸びるKC-30Aのブーム
F-2A「83-8544」に伸びるKC-30Aのブーム

試験の時間帯も日中、夕暮れ、夜間などさまざまな条件下で実施され、互換性が確認されています。今後、手続き等を経て、RAAFのKC-30AからF-2が空中給油を受けることが可能になります。今回の飛行試験プログラムは、空自の飛行開発実験団とRAAFの航空機研究開発ユニット(ARDU)が2年間にわたり、緊密に準備を進めてきた集大成でもありました。

RAAFと空自は、アメリカ空軍が主催する演習「コープ・ノース」をはじめ、2019年には日豪共同訓練「武士道ガーディアン19」の実施、さらにはトンガでの火山噴火の際には空自の救援活動でオーストラリアが受け入れるなど、共同での活動を重ねています。F-2と空中給油機によるコンタクトは、こうした共同活動を高度化する取り組みの1つです。

ニュース画像 2枚目:RAAF、8月に予定している多国籍演習「ピッチ・ブラック」に空自を招聘へ
RAAF、8月に予定している多国籍演習「ピッチ・ブラック」に空自を招聘へ
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