政府は国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の要請を受け、ウクライナ難民へ人道救援物資の輸送を実施します。この任務にあたるC-2輸送機が2022年5月1日(日)、入間基地を出発、美保基地を経由してドバイへ向かいました。使用する機材は、C-2の機番「18-1214」です。
航空自衛隊は、「ウクライナ被災民救援国際平和協力業務実施計画」の閣議決定を受け、航空支援集団隷下にウクライナ被災民救援空輸隊などを編成。C-2輸送機をドバイへ派遣しました。この機材を使用し、5月上旬から6月末まで、アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイのUNHCR倉庫に備蓄された物資をウクライナ周辺国のポーランドとルーマニアへ輸送します。
C-2は、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、ポーランドのジェシュフ・ジャションカ空港まで2022年3月、防弾チョッキなど支援品を輸送しています。さらに、ドバイへの運航はこれまで、2017年11月、2019年11月、2021年11月と「ドバイ・エアショー」に3回連続で参加しています。