エバー航空、777貨物機追加発注 貨物市場の増加予測に対応

エバー航空、777貨物機追加発注 貨物市場の増加予測に対応

ニュース画像 1枚目:エバー航空 777F イメージ (Hii82さん 2020年11月28日撮影)
© FlyTeam Hii82さん
エバー航空 777F イメージ (Hii82さん 2020年11月28日撮影)

エバー航空は2022年5月6日(金)、ボーイング777貨物機1機の購入契約を取締役会で決議しました。この発注は2023年末までに納入される予定です。エバー航空の貨物部門、エバー・エア・カーゴが使用する機材です。購入金額は4億1,700万ドル以下(日本円約540億円)とされています。

エバー航空は定期的な旅客・貨物市場の需要予測を評価し、その容量の増減など供給量の計画を見直しています。ボーイングの推定では、航空貨物市場は今後20年間で年平均4.0〜4.6%の成長率が予測されています。こうした予測を受け、エバー航空は最大106トンを搭載できる777-200LRをベースとした777Fで将来の需要に対応します。

エバー航空は2017年11月に777Fの1機目を受領し、主にアジアと北米間を結ぶ航空貨物路線に投入しています。すでに8機を保有しており、今回の発注で2023年末までに9機となります。今回の新造機の契約と別に、イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)と777-300ER旅客機の貨物機へ改修する3機分を契約済みで、2025年までに貨物専用機は計12機に拡大する計画です。この保有機で、増加が予想される航空貨物需要に対応します。

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