陸自UH-2多用途ヘリコプター量産初号機、宇都宮で初飛行

陸自UH-2多用途ヘリコプター量産初号機、宇都宮で初飛行

ニュース画像 1枚目:UH-2量産初号機
© SUBARU
UH-2量産初号機

SUBARUは、2022年5月19日(木)に陸上自衛隊に納入するUH-2多用途ヘリコプター量産初号機で初飛行しました。陸自・北宇都宮駐屯地の宇都宮飛行場から、SUBARUのテストパイロットが操縦し、周辺空域で約30分間の飛行が実施されました。

SUBARUはBell 412を発展させた「412EPX」をベル・ヘリコプターと共同開発し、この機種をベースに陸自向けUH-2を量産します。「SUBARU BELL 412EPX」は2018年7月に型式証明を取得し、民間向け「412EPX」と軍用向け「UH-X」は同時開発が進められました。UH-2の試作機が2018年12月に初飛行、2019年2月に防衛装備庁へ引き渡しされ、技術実用試験に移りました。この機体は2021年6月、部隊使用が承認され、開発から量産段階へと移行していました。

「UH-2」は、現行機のUH-1Jの後継機です。量産機は今後20年で150機程度、陸自へ納入される見込みです。各師団・旅団の飛行隊、方面ヘリコプター隊が装備するUH-1Jは順次、UH-2に更新される予定です。SUBARUはまずは量産初号機の社内飛行試験を進め、陸自への納入に取り組みます。

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