ジャムコ、空飛ぶクルマ開発のSkyDriveと協業 型式証明に向けスタッフ派遣

ジャムコ、空飛ぶクルマ開発のSkyDriveと協業 型式証明に向けスタッフ派遣

ニュース画像 1枚目:有人飛行試験に成功した1人乗り試験機「SD-03」
© SkyDrive
有人飛行試験に成功した1人乗り試験機「SD-03」

ボーイングやエアバス製造の航空機に内装品を提供するジャムコは、eVTOL「空飛ぶクルマ」を開発するSkyDriveとサポーター契約を締結し、協業すると発表しました。ジャムコの航空機客室内装品開発の担当者がSkyDriveに出向し、開発を支援します。

SkyDriveが開発中の「空飛ぶクルマ」の実用化に向け、機体構造・内装設計業務、認証取得業務に資する航空機内装の設計開発技術、認証技術、航空機の運航・整備などの技術を提供します。ジャムコは、旅客機の厨房設備、化粧室、座席など客室内装品の製造、航空機用炭素繊維構造部材の製造、航空機の整備事業を手がけ、グループ企業でアメリカ連邦航空局(FAA)の委任を受けた型式証明などの認証業務を代行する拠点もあり、航空機開発のノウハウを蓄積しています。

現在、SkyDriveは、自社開発の2人乗り空飛ぶクルマ「SkyDrive式SD-05型機(SD-05)」について、2025年の事業開始を目指しています。開発を加速するため、ボーイング、ボンバルディア、三菱航空機などで活躍したスペシャリストもチームに参画し、これまでの航空機開発の経験を活かし、世界各国での型式証明取得に向けた体制が作られています。
さらに、機体の設計、構造、強度、性能など安全基準や環境基準への適合を示す型式証明の取得に向け、適用基準について国土交通省と合意。2025年に大阪万博を契機とした「空飛ぶクルマ」のサービス開始に向け、開発を加速しています。

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