エコボン以来の「グリーン」特別塗装機、10月登場!ANA 787の2機

エコボン以来の「グリーン」特別塗装機、10月登場!ANA 787の2機

ニュース画像 1枚目:「ANA Future Promise」特別塗装機 デザイン
© ANA
「ANA Future Promise」特別塗装機 デザイン

全日空(ANA)は2022年10月ごろから、ボーイング787型2機をグリーンが印象的な「ANA Green Jet」特別塗装機を運航します。国際線仕様の787-9(機体記号:JA871A)、国内線仕様の787-8(レジ:JA874A)に特別塗装が施されます。デザインは、尾翼をはじめ機体全体をグリーンで包みます。ANAグループの航空機でグリーンをまとった塗装は、2018年3月に終了した「エコボン」の愛称で親しまれた特別塗装機以来、4年半ぶりの登場です。

特別塗装機は、「水と緑」をモチーフにしたデザインが採用されます。左側には「ANA Future Promise」のロゴと植物が描かれます。右側はANAが取り組む「SAF Flight Initiative」のロゴと水をイメージしたブルーで波打つデザインです。ANAの標準塗装をグリーンに置き換えた「エコボン」から発展し、特別塗装機「ANA Green Jet」は左右異なるデザインです。運航開始日、路線は今後、詳細が決まり次第、改めて発表される予定です。

ニュース画像 1枚目:2018年まで活躍した「エコボン」 (nh747dさん 2016年3月3日撮影)
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2018年まで活躍した「エコボン」 (nh747dさん 2016年3月3日撮影)

「ANA Future Promise」は、(1)航空機の運航で発生するCO2排出量の削減と2050年度までに実質ゼロ、(2)資源類の廃棄率を2050年度までにゼロ、(3)食品廃棄を2050年度までに食品廃棄率を50%削減などの目標を掲げたANAのSDGsの活動です。すでにSAFの定期便での使用やサプライチェーン構築に取り組んでいるほか、機内食の食器・カトラリーなどで3R(リデュース・リユーズ・リサイクル)の素材採用、食材でも機内食の残りを堆肥に変え、その肥料から育てたケールをサラダに使う循環型の食材をサラダに採用するなど、具体的な活動が展開されています。

「グリーン」の特別塗装機の登場で、これまでに展開した活動をさらに拡げていく予定です。トートバッグ専門ブランドのROOTOTEとデザインを考案したバッグの製造・販売なども始めていますが、航空をテーマにしたアップサイクル商品の販売拡大などにもつなげる計画です。

ニュース画像 2枚目:「ANA Future Promise」で展開するSAF Flight Initiative
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「ANA Future Promise」で展開するSAF Flight Initiative
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