JALのリニア鉄道計画「HSST」とは?航空科学博物館、7月〜夏休みに企画展

JALのリニア鉄道計画「HSST」とは?航空科学博物館、7月〜夏休みに企画展

ニュース画像 1枚目:企画展「JALリニア計画~HSST~」
© 航空科学博物館
企画展「JALリニア計画~HSST~」

成田国際空港近くの航空科学博物館で2022年7月1日(金)から8月28日(日)まで、企画展示「JALリニア計画~HSST~」が開催されます。日本航空(JAL)は、成田空港の開設計画から開港にかけて、都心とおよそ60キロメートルの距離を高速鉄道で結ぶ構想を立案し、実現に向けて研究開発を進めていました。磁気浮上式鉄道と航空機技術と組み合わせたシステムで、現在のJR東海が進めるリニア計画とは全く別に進められていました。

航空科学博物館の企画展では、2000年に事業から完全撤退し、事業が実現に至らなかった夢の乗り物が紹介されます。JALが手掛けたリニアモーターカーは、「HSST(High Speed Surface Transport)」と呼ばれ、磁気浮上式です。試験機1号車「HSST-01」は1974年に走行を成功させ、試験機2号車「HSST-02」は初めて有人で走行しました。さらに、1985年には国際科学技術博覧会(つくば万博)で「HSST-03」が多くの人が目にし、体験乗車もできました。こうした開発時の技術、さまざまな環境について、解説パネル、立体展示物で理解を深めることができます。

展示は「体験館ホール」で開催されます。展示は、航空科学博物館への入館料のみで見学できます。なお、会期中のうち、7月4日(月)、7月11日(月)、7月19日(火)、7月25日(月)は休館日です。8月は毎日開館しています。

期日: 2022/07/01 〜 2022/08/28
ニュースURL
メニューを開く