ジップエア、機内食に食用コオロギ原料のメニュー!日本のエアラインで初

ジップエア、機内食に食用コオロギ原料のメニュー!日本のエアラインで初

ニュース画像 1枚目:7月からの新メニュー「トマトチリバーガー」
© ZIPAIR Tokyo
7月からの新メニュー「トマトチリバーガー」

JALグループの格安航空会社 ZIPAIR(ジップエア)は2022年7月1日(金)から、機内食で食用コオロギ「サーキュラーフード(昆虫食)」を使用した新メニュー「トマトチリバーガー」と「ペスカトーレ」の2種類を販売します。機内食で食用コオロギの採用は、日本の航空会社では初めてです。ジップエアが運航する成田発着のバンコク・シンガポール線と成田発ホノルル・ロサンゼルス行きで販売されます。

販売される新メニューの「トマトチリバーガー」は、バンズとパティ、辛みスパイスを効いたトマトソースが味の決め手です。そのトマトソースに食用コオロギを原料とするコオロギパウダーが混ぜられています。また、もう1品の「ペスカトーレ」は、トマトをふんだんに使いながらコオロギパウダーを加えたソースに、ソフトシェルシュリンプ、たこ、いか、小柱の入ったパスタです。2種類とも販売価格は1,500円です。

ニュース画像 1枚目:7月からの新メニュー「ペスカトーレ」
© ZIPAIR Tokyo
7月からの新メニュー「ペスカトーレ」

メニューに使用されている食用コオロギは、捨てられる食品ロスを餌に飼育されています。コオロギは昆虫の中でもく食味が良く、家畜と比べ、飼育・生産過程で環境への負荷が著しく低い特性があります。この食用コオロギがパウダー、エキスへ加工され、様々な食品に生まれ変わっています。この製品化には、徳島大学でのコオロギ研究を基礎に、知見・ノウハウを持つフードテックベンチャー「グリラス」が生産・加工・商品開発・販売を一貫して手掛けています。グリラスは、せんべい、クッキー、冷凍パン、レトルトカレーなどの食品としての提供をはじめ、ペットフードや飼料事業も手掛けています。

ニュース画像 2枚目:食用コオロギを原料とするコオロギパウダー
© Gryllus
食用コオロギを原料とするコオロギパウダー

食品ロスを主要原料とした餌を活用し、生産された食材・食品のコオロギパウダーや食品類は、持続可能な社会の実現、環境負荷の低減、食品廃棄物の減少や食品損失を減少につながる取り組みです。ジップエアは、新メニューにその由来にも配慮した食材の採用で、機内食でのSDGsの取り組みをさらに進めます。なお、ジップエアは、食品ロス削減を目指し機内食を事前予約制としてています。

期日: 2022/07/01から
ニュースURL
メニューを開く