日本航空(JAL)は2022年8・9月の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を発表しました。6月に続く再度の値上げで、東京/ロサンゼルス間往復は燃油サーチャージだけで94,000円が必要です。この価格は、JALグループのLCC・ジップエアの運賃(スタンダード:72,000円〜)よりも高額になり、世界的な原油価格高騰の影響を大きく受けています。
ジップエアが就航している都市について、JALの燃油サーチャージとジップエアの運賃を比較しました。それぞれ、JAL往復分の燃油サーチャージとジップエアの往復運賃を対象にしました。
■ソウル
JAL往復 燃油サーチャージ 11,800円 (片道:5,900円)
ジップエア往復 運賃 23,320円 (片道:11,660円~)
■バンコク
JAL往復 燃油サーチャージ 49,400円 (片道:24,700円)
ジップエア往復 運賃 33,000円 (片道:16,500円~)
■シンガポール
JAL往復 燃油サーチャージ 49,400円 (片道:24,700円)
ジップエア往復 運賃 37,400円 (片道:18,700円~)
■ハワイ
JAL往復 燃油サーチャージ 61,000円 (片道:30,500円)
ジップエア往復 運賃 55,000円 (片道:27,500円~)
■ロサンゼルス
JAL往復 燃油サーチャージ 94,000円 (片道:47,000円)
ジップエア往復 運賃 72,000円 (片道:36,000円~)
*ジップエア往復運賃:Standard もしくは Standard Value の最安値で、日本発の片道運賃を単純に2倍で計算しています。都市により税金などが加算されるために、単純計算よりも運賃が上回る場合があります。
以上のように、東京-ソウル以外の路線では、JAL往復の燃油サーチャージはジップエアの運賃を大きく上回ります。燃油価格の上昇により、ジップエアの存在感が高まりそうです。
■JALの燃油サーチャージ額