存在感を増すジップエアー、JAL 驚きの燃油サーチャージ

存在感を増すジップエアー、JAL 驚きの燃油サーチャージ

ニュース画像 1枚目:LAX Spotterさん 2022年6月18日撮影 JA822J ボーイング787-8 ドリームライナー ジップエア
© FlyTeam LAX Spotterさん
LAX Spotterさん 2022年6月18日撮影 JA822J ボーイング787-8 ドリームライナー ジップエア

日本航空(JAL)は2022年8・9月の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を発表しました。6月に続く再度の値上げで、東京/ロサンゼルス間往復は燃油サーチャージだけで94,000円が必要です。この価格は、JALグループのLCC・ジップエアの運賃(スタンダード:72,000円〜)よりも高額になり、世界的な原油価格高騰の影響を大きく受けています。

ジップエアが就航している都市について、JALの燃油サーチャージとジップエアの運賃を比較しました。それぞれ、JAL往復分の燃油サーチャージとジップエアの往復運賃を対象にしました。

■ソウル
JAL往復 燃油サーチャージ 11,800円 (片道:5,900円)
ジップエア往復 運賃 23,320円 (片道:11,660円~)

■バンコク
JAL往復 燃油サーチャージ 49,400円 (片道:24,700円)
ジップエア往復 運賃 33,000円 (片道:16,500円~)

■シンガポール
JAL往復 燃油サーチャージ 49,400円 (片道:24,700円)
ジップエア往復 運賃 37,400円 (片道:18,700円~)

■ハワイ
JAL往復 燃油サーチャージ 61,000円 (片道:30,500円)
ジップエア往復 運賃 55,000円 (片道:27,500円~)

■ロサンゼルス
JAL往復 燃油サーチャージ 94,000円 (片道:47,000円)
ジップエア往復 運賃 72,000円 (片道:36,000円~)

*ジップエア往復運賃:Standard もしくは Standard Value の最安値で、日本発の片道運賃を単純に2倍で計算しています。都市により税金などが加算されるために、単純計算よりも運賃が上回る場合があります。

以上のように、東京-ソウル以外の路線では、JAL往復の燃油サーチャージはジップエアの運賃を大きく上回ります。燃油価格の上昇により、ジップエアの存在感が高まりそうです。

■JALの燃油サーチャージ額
ニュース画像 1枚目:2022年6〜9月 JAL 燃油サーチャージ徴収額 (白枠が6・7月、黄色が8・9月)
© JAL
2022年6〜9月 JAL 燃油サーチャージ徴収額 (白枠が6・7月、黄色が8・9月)
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