航空自衛隊 戦闘機 セイバーから最新F-35まで7機種イッキ見

航空自衛隊 戦闘機 セイバーから最新F-35まで7機種イッキ見

ニュース画像 1枚目:空自が導入を進めるF-35 (norimotoさん 2021年9月21日撮影)
© FlyTeam norimotoさん
空自が導入を進めるF-35 (norimotoさん 2021年9月21日撮影)

7月1日は航空自衛隊の発足日です。1954(昭和29)年7月1日に防衛庁(現・防衛省)が発足、それにあわせ陸・海・空3自衛隊が発足し、周辺国からの脅威に備える体制が整いました。空自の任務の中には、日本の領空に近づく未確認の飛行物体に戦闘機で対応する「対領空侵犯措置」があり、いち早く現場に駆けつける「緊急発信(スクランブル)」がほぼ毎日、実施されています。そんな任務に使用されている空自の現役の戦闘機3機種、過去の戦闘機4機種を紹介します。

■現役・F-35ライトニングII (2018〜)

ニュース画像 1枚目:F-35AライトニングII (syo12さん 2021年12月8日撮影)
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F-35AライトニングII (syo12さん 2021年12月8日撮影)

現役の最新機種はF-35ライトニングIIです。三沢基地へ2018年1月から、F-35Aの配備がはじまりました。今後、短距離離陸・垂直着陸(STOVL)できるF-35Bも導入予定で、F-35A/Bで計147機、配備される予定です。

F-35は空自初の第5世代戦闘機で、外見は灰色で統一、部隊マークもカラーは使用せず、灰色の濃淡で表現されたロービジ塗装が施されています。2022年現在、三沢基地にしか配備されておらず、三沢基地の航空祭で見ることができます。さらに、7月31日開催の千歳基地航空祭への参加も決まっています。今後、配備先の拡大や各地の航空祭への飛来も期待したい機種です。

■現役・F-2 (2000〜)

ニュース画像 2枚目:F-2A、百里と築城に配備 (kaoatomさん 2016年8月24日撮影)
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F-2A、百里と築城に配備 (kaoatomさん 2016年8月24日撮影)

F-2は2000年から配備され、現在は91機が運用されています。首都圏を守る百里、東シナ海から日本海にかけて対応する築城の2箇所に対領空侵犯措置に対応する飛行隊が配備されています。ブルーインパルスが拠点とする松島基地には、F-2の訓練部隊もあります。

このF-2は、8月28日の松島基地、12月4日の百里基地の航空祭で見ることができそうです。築城は2022年度の航空祭は未定ですが、開催時には展示飛行の主力機として楽しめるでしょう。飛行開発実験団が所在する岐阜基地、第1術科学校が設置されている浜松基地でも、飛行または地上展示されています。さらに、展示飛行は芦屋や小松、地上展示では入間や浜松など過去の航空祭で参加しています。浜松基地では10月23日に航空祭が予定されており、見ることができるかもしれません。

■現役・F-15イーグル (1980〜)

ニュース画像 3枚目:F-15Jイーグル、北から南まで配備されている (さかさん 2015年9月21日撮影)
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F-15Jイーグル、北から南まで配備されている (さかさん 2015年9月21日撮影)

F-15イーグルは1980年に配備をはじめ、配備数は約200機と現役3機種でもっとも多い機数を誇る主力戦闘機です。配備先は、千歳、小松、新田原、那覇と4基地です。北日本に飛来するロシア機には千歳から、東シナ海に飛来する中国機には那覇から、それぞれスクランブル発進し、対応することが多くなっています。

このF-15は、7月31日の千歳基地航空祭、9月19日の小松基地航空祭で見ることができます。また、F-2と同じく飛行開発実験団のある岐阜、第1術科学校のある浜松でも地上展示等が実施されます。

■退役・F-4ファントムII (1971〜2021/3)

ニュース画像 4枚目:多くの人に愛されたF-4ファントムII、画像はF-4EJ改 (Mamoru.Sさん 2018年2月7日撮影)
© FlyTeam Mamoru.Sさん
多くの人に愛されたF-4ファントムII、画像はF-4EJ改 (Mamoru.Sさん 2018年2月7日撮影)

F-4ファントムIIは、空自でおよそ半世紀活躍し、2021年3月に退役した戦闘機です。約1年前に退役したばかりで、2基のエンジンからアフターバーナーを炊いて離陸していく様子を航空祭で見た記憶のある方も多いでしょう。退役した現在でも、千歳、百里、小松、岐阜、新田原、那覇基地に展示され、航空祭で訪問した際は、近くからその姿をじっくり見てみるのはいかがでしょうか。

■退役・F-1 (1977〜2006/3)

ニュース画像 5枚目:初の国産戦闘機 F-1 (A-330さん 1991年11月24日撮影)
© FlyTeam A-330さん
初の国産戦闘機 F-1 (A-330さん 1991年11月24日撮影)

F-1は、日本が戦後に独自開発した初の戦闘機です。77機が製造され、約30年に渡る活躍後、2006年に全機退役しました。この戦闘機の原型は、日本が開発した初の超音速機のT-2練習機です。現役時代は、三沢基地、築城基地に配備され、対領空侵犯措置任務にあたりました。現在は、三沢・築城基地をはじめ、入間、美保、芦屋などに展示されています。芦屋基地では9月4日に航空祭の開催が予定されています。

■退役・F-104スターファイター (1962〜1986/3)

ニュース画像 6枚目:尖った機首が印象的なF-104J スターファイター (セブンさん 2016年8月7日撮影)
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尖った機首が印象的なF-104J スターファイター (セブンさん 2016年8月7日撮影)

F-104スターファイターが導入された1960年代、領空侵犯の対象は主にロシア(当時のソ連)が中心でした。ロッキードが開発した機種で、マッハ2を超える速度、機動性などが評価され、空自は230機を導入しました。尖った機首が印象に残るフォルムです。現在、基地で展示されている機体は千歳、入間、那覇などにあり、展示エリアで、今では類似のフォルムは観ることができない特徴的な外観を見ておきたいところです。

■退役・F-86セイバー (1955〜1982/2)

ニュース画像 7枚目:機首のエアインテークが大きな口のように見えるF-86セイバー (A-330さん 1975年5月20日撮影)
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機首のエアインテークが大きな口のように見えるF-86セイバー (A-330さん 1975年5月20日撮影)

F-86セイバーは、アメリカからノースアメリカン製が供与され、後に三菱重工が製造(ノックダウン生産)した機種です。ノースアメリカン製は180機、三菱重工は300機を完納しています。主力戦闘機であると同時に、初代ブルーインパルスの機種としても知られています。5色のカラースモークで五輪マークを描いたのは、このF-86の初代ブルーインパルスでした。現在も多くの基地に展示されており、機首部分にあるエアインテークも現代の戦闘機には無い特徴で、その姿をじっくりとみておきたいポイントです。

ニュース画像 8枚目:航空祭は現役機はもちろん、退役機も楽しめる機会 (KAMIYA JASDFさん 2019年9月8日撮影)
© FlyTeam KAMIYA JASDFさん
航空祭は現役機はもちろん、退役機も楽しめる機会 (KAMIYA JASDFさん 2019年9月8日撮影)

これまでの航空自衛隊の戦闘機を現役、退役と振り返りましたが、いかがでしたか?航空祭も徐々に再開され、各地で楽しめるようになりつつあります。足を運んだ際には展示飛行や駐機場に展示されている機種だけでなく、退役した機種の展示も一緒に楽しんでみてはいかがでしょう。

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