全日空(ANA)は2022年7月1日(金)、成田空港第1旅客ターミナル第2サテライトに「ANA LOUNGE」をオープンします。新たなラウンジは、建築家・隈研吾氏が監修した、国内線の新千歳・伊丹・福岡・沖縄、国際線の羽田第2ターミナルなどと同じく「和」や「一期、一会」をコンセプトに作り上げられた空間です。当初、2020年3月末のオープン予定でしたが、延期されていました。夏本番を迎える前に7月には運航便数、旅客数の増加が見込まれ、夏本番を迎える前のオープンとなりました。
ラウンジの入り口は一枚板、和家具などに使用される木材の質感と大和壁で、温かみのある空間になっています。
ラウンジ内には、ソファーと椅子のそれぞれ3種類のシートが用意されています。それぞれのスペースに電源やUSB対応コンセントを設置。出発前に仕事を済ませたり、フライト前にくつろいだり、同行者と会話を弾ませたりと、目的にあわせたエリアが設けられています。
ラウンジ内の座席数は144席です。対象は、ANAまたはスターアライアンス加盟航空会社のファースト、ビジネスクラスの利用者、ANA「ダイヤモンドサービス」「プラチナサービス」とスーパーフライヤーズ会員です。ANA「ブロンズサービス」メンバーは、マイルまたはアップグレードポイントでラウンジの利用が可能です。
ビュッフェカウンターには季節ごとのメニュー、日本各地の日本酒・焼酎といった國酒やワイン類、ノンアルコールドリンクなど、セルフサービスで楽しめます。ビュッフェコーナーはコロナ対応でビニール手袋を着用する機器も設けられています。ヌードルバーではそば、うどん、ラーメンと温かい麺類も注文できます。
空港までの移動の疲れを洗い落とせるシャワールームは合計5室。フロント横に自動受付機も用意され、順番に案内されます。車椅子用のシャワールームも用意され、いずれも着替えのロッカースペースとシート、洗面エリア、シャワーブースが備えられています。
このラウンジは2020年3月末に、成田の旅客便増加に対応する目的で開設が予定されていました。今回のオープンは、夏の旅客需要増加にあわせたオープンです。成田空港の「ANA LOUNGE」は今後、第4サテライトの「ANA LOUNGE」を閉鎖、オープンする第2サテライトと第5サテライトの2箇所で旅客を迎え入れます。