全日空(ANA)、日本航空(JAL)、ジップエア(ZIPAIR)、スプリング・ジャパン(SJO)の4社は、2022年度お盆期間(2022年8月6日~16日)の国際線予約状況を発表しました。4社合計で予約数は27.5万人となり、3年ぶりに10万人超を記録しています。
ANA、JALは2021年と比べると、提供座席数は2倍、予約数は4.6〜5倍と座席数を増やしながらも、旅客数がそれを上回る伸びとなり、着実に回復している動きが見られます。ただし、コロナ前の2019年実績と比べると座席数はおよそ半分、旅客数は40〜50%未満です。
このうち、ANAは成田/ホノルル線にエアバスA380型「フライングホヌ」での運航を7月から再開し、その予約率は9割近くと特に目立っています。JALもハワイ路線は前年の10倍以上の予約を集めています。両社ともゴールデンウィークを境に運航便数を増やし、夏に向けて海外旅行の需要回復に取り組んでいる成果が現れています。
ハワイ以外に旅客数が伸びている方面は、入国緩和が進むオーストラリアを含むオセアニアや、東南アジアも人気を集めています。
■2022年度お盆期間 国際線予約状況航空会社 | 提供座席数(席) | 総予約数(人) | 予約率(%) |
---|---|---|---|
ANA | 166,809 | 124,801 | 74.8 |
JAL | 179,030 | 131,147 | 73.3 |
ZIPAIR | 30,160 | 18,708 | 62.0 |
SJO | 881 | 746 | 84.7 |
4社計 | 376,880 | 275,402 | 73.1 |