米ペロシ下院議長搭乗のC-40C、横田基地に飛来

米ペロシ下院議長搭乗のC-40C、横田基地に飛来

ニュース画像 1枚目:台北・松山空港でのC-40C (HLeeさん 2022年8月3日撮影)
© FlyTeam HLeeさん
台北・松山空港でのC-40C (HLeeさん 2022年8月3日撮影)

アメリカのナンシー・ペロシ下院議長が搭乗したアメリカ空軍C-40Cが2022年8月4日、韓国・烏山空軍基地から横田基地に到着しました。このC-40CはワシントンDCを7月30日に出発、カリフォルニア州のトラビス空軍基地、パールハーバー・ヒッカム統合基地(ホノルル国際空港)を経由し、シンガポール、マレーシアと訪問。その後、台湾へ向かう際には、通常の南シナ海を飛行する航路ではなく、インドネシアの領空、フィリピンの東を経由し、迂回ルートで台湾・松山空港に入りました。日本に到着したペロシ下院議長は、8月5日に岸田首相をはじめ、政府要人と会談します。

C-40Cはボーイング737-700型機をベースとし、主翼とランディングギアは737-800型から流用しています。同様の機種に、アメリカ海軍の幹部と隊員輸送用に使用するC-40A、アメリカ空軍の幹部向けC-40Bがあります。

違いは、C-40Aは貨物搭載が可能、C-40Bは軍幹部が部隊への指示に使うブロードバンドなど通信機器を装備、C-40Cは貨物搭載できず、高度な通信機器も装備されていません。C-40BとCの外観の違いは、胴体上部のアンテナ搭載の有無がポイントで、主にアメリカ政府高官が使用しています。

ニュース画像 1枚目:アメリカ海軍 幹部向けC-40A (orange juiceさん 2015年3月27日撮影)
© FlyTeam orange juiceさん
アメリカ海軍 幹部向けC-40A (orange juiceさん 2015年3月27日撮影)
ニュース画像 2枚目:アメリカ空軍 幹部向け C-40B (turenoアカクロさん 2018年10月6日撮影)
© FlyTeam turenoアカクロさん
アメリカ空軍 幹部向け C-40B (turenoアカクロさん 2018年10月6日撮影)
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