JALも参画、東京の「空飛ぶクルマ」 2024年に運航実証

JALも参画、東京の「空飛ぶクルマ」 2024年に運航実証

ニュース画像 1枚目:都心を飛行するイメージ
© Volocopter GmbH
都心を飛行するイメージ

東京都は2022年度から2024年度にかけ実施する「空飛ぶクルマ 社会実装プロジェクト」に、三菱地所、日本航空(JAL)、兼松の3社の提案を選定しました。「空飛ぶクルマ」の実用化を目指す取り組みで、3社は、ヘリコプターによる飛行実証を経て、2024年度に空飛ぶクルマによる運航実証を計画しています。

空飛ぶクルマは、都市部での渋滞解消、インフラ未整備の地域で高速・快適な移動手段の提供、災害時の利用など、様々な社会課題を解決する新たな移動手段です。さらに、移動時間の短縮や、プライベートでリッチな体験の提供など、新たな付加価値にも期待が寄せられています。JALはドイツのVolocopterに出資し、開発中のeVTOLで移動用の「Volocity」、物資輸送用の 「Volodrone」などの国内導入を目指しています。

2022年度は、実装に向けた課題や解決策の整理、ビジネスモデルを検討します。

2023年度は、三菱地所が保有・運営する施設2箇所のヘリポートを発着するヘリコプターを使い、遊覧飛行やヘリポート間の移動・チャーター便を運航します。

2024年度には、空飛ぶクルマによる運航を実施します。空飛ぶクルマ向けの離着陸場を設置し、離着陸管理・シミュレーション、チェックイン・保安検査、周辺安全管理・監視など地上オペレーションも実施します。特に、運用の課題や収益性など、空飛ぶクルマによる移動サービス事業について検証します。

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