ANAウイングスCA、乗務前日に過度の飲酒で運航規程違反 航空局が厳重注意

ANAウイングスCA、乗務前日に過度の飲酒で運航規程違反 航空局が厳重注意

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ANAウイングスの客室乗務員(CA)2名が乗務前日に過度の飲酒を行い、運航規程に違反しました。国土交通省航空局は2022年8月9日、この不適切な行為を受け、ANAウイングスに厳重注意しました。8月31日までに再発防止策の報告を求めています。

この事象は、7月29日の岩国発羽田行きANA632便の乗務前アルコール検査で発覚しました。CA1名が「0.10mg/l」以上の数値が複数回検知され、検査不合格になりました。不合格になったCA、別のCAの2名は、飛行勤務開始12時間以内に飲酒し、推定飲酒量はANAウイングスが運航規程で定める量を超えていました。

不合格になったCAは、アルコール検知後、規定を順守していなかったことをANAウイングスへ報告していませんでした。さらに、飲酒に同席していた別のCAも、状況を認識していながら申告しませんでした。なお、ANAウイングスは当該CAを乗務業務から外し、運航便へ遅延などの影響は発生していません。

ANAウイングスは、これまで飲酒検査で対策を講じており、再び同様の事案発生について、改めて陳謝しています。今後、安全運航の堅持に向け、さらなる対策を含めた再発防止を実施する方針です。

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