飛行機の墓場から復活!ニュージーランド航空 777-300型機

飛行機の墓場から復活!ニュージーランド航空 777-300型機

ニュース画像 1枚目:ニュージーランド航空 現役時のZK-OKP (PASSENGERさん 2017年12月29日撮影)
© FlyTeam PASSENGERさん
ニュージーランド航空 現役時のZK-OKP (PASSENGERさん 2017年12月29日撮影)

ニュージーランド航空は、アメリカ・カリフォルニア州の砂漠で、「飛行機の墓場」と呼ばれるヴィクターヴィル・サザンカリフォルニアロジステクス空港で保管していたボーイング777-300ER型の4機を復活させます。その1機目として、「ZK-OKP(機体記号)」が2022年8月21日、ヴィクターヴィルからオークランドへ向けて飛行しています。

サザンカリフォルニアロジステクス空港はカリフォルニアの砂漠地帯にあり、退役した機体の保管や解体場所として有名です。砂漠地帯は暖かく乾燥した気候のため、機体の状態を維持する理想的な環境でもあります。アメリカ空軍は多くの機体をアメリカ国内の砂漠地域に保管し、数十年後に復活させることもあります。

今回、ニュージーランド航空は保管中も、定期的なメンテナンスと機体の状態を確認してきました。飛行再開前の約6~8週間前から、ほこりや汚れを取り除く洗浄を始め、車輪、センサー、翼の保護材を取り外し、徹底的なメンテナンスを実施し、再び飛行できるように戻しました。777-300ERは「ZK-OKP」に続き、「ZK-OKO」も近く、ヴィクターヴィルを出発してオークランドに向かいます。

新型コロナウイルスの影響から、「飛行機の墓場」での保管期間は約700日に及びました。世界的な旅行需要の回復を受けて、ワイドボディ機がいよいよ運航を再開します。ニュージーランド航空は、日本路線でも増便を発表しており、ネットワーク全体の便数を増やしていきます。

ニュースURL
メニューを開く