ブリティッシュ・エアウェイズで活躍したボーイング747-400型機のコクピット部分が、高速道路2車線を使い、およそ240キロメートルを移動しました。ブリティッシュ・エアウェイズの747の退役機が保管されているイギリス南西部のコッツウォルド空港から、北西部のマンチェスター・シティー空港までの地上移動でした。現役時は機体記号「G-BYGA」として飛行していた機体から、コクピットを中心にした2階の一部が切り取られ、大型トラックに乗せて運ばれました。
「G-BYGA」のコクピットは、永住先となるマンチェスター・シティー空港に併設されているフライトスクールでの教育利用、さらにフライト・シミュレーターを体験できる観光施設「747フライトデッキ」として生まれ変わります。
ブリティッシュ・エアウェイズは2020年7月、コロナ禍を受け、保有していた31機の747-400の退役を決定し、およそ4カ月で全ての機材を解体会社などに売却しました。今回の「G-BYGA」のラストフライトは、2020年9月8日に保管先のカーディフ空港からコッツウォルド空港への約25分間でした。
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— Lauren Metcalfe (@LaurenMetcalfe9) August 11, 2022