国土交通省航空局によると、2022年7月の日本国籍の航空機登録(JAレジ)は、新規登録4機、抹消10機、予約登録2機でした。民間商用機の新規登録は無く、抹消で日本航空(JAL)がボーイング767-300型機「JA652J (機体記号)」をUPS航空に売却しています。
■2022年7月 新規登録機
新規登録の4機のうち、SUBARUがベル412EP型機「JA19MP」、川崎重工がBK117D-3型機「JA06CP」をそれぞれ登録しています。いずれも今後、顧客へ納入されるとみられます。
登録日 | レジ番号 | 航空会社 | 機種 | 製造番号 |
---|---|---|---|---|
2022-07-08 | JA19MP | SUBARU | ベル412EP | 38001 |
2022-07-08 | JA06CP | 川崎重工業 | エアバス・ヘリコプターズBK117D-3 | 21080 |
2022-07-15 | JA14HA | 全日空商事 | ダイヤモンド・エアクラフトDA42NG | 42.N460 |
2022-07-20 | JA412N | 中日本航空 | ベル412EP | 36700 |
■2022年7月 抹消登録機
JALから退役した767-300「JA652J」は、5月に定期便の運航から外れています。羽田でJAL塗装から白に変更された後、アメリカのUPS航空「N396UP」として移籍し、羽田から7月29日に離日しました。
官公庁使用する機材で、3機の抹消がありました。警察庁が保有していた、北海道警察「JA02HP」、大阪府警察「JA6803」のユーロコプターEC135P1型は抹消されました。大阪市消防航空隊「JA050F」は、2005年2月に導入された丸17年を経た機材ですが、オーストラリアへ売却されています。
抹消された10機のうち、6機がアメリカへ売却・輸出、2機がオーストラリアへ売却され、海外での活躍が期待されます。
抹消日 | レジ番号 | 航空会社 | 機種 | 抹消理由 |
---|---|---|---|---|
2022-07-01 | JA02HP | 北海道警察 (警察庁) | ユーロコプターEC135P1 | 航空の用に供さないため |
2022-07-01 | JA6803 | 大阪府警察 (警察庁) | ユーロコプターEC135P1 | 航空の用に供さないため |
2022-07-01 | JA9439 | 新日本ヘリコプター | 富士ベル204B-2 | オーストラリアへ売却のため |
2022-07-06 | JA3981 | 個人 | ビーチクラフトB36TC | アメリカへ売却のため |
2022-07-12 | JA4135 | 東和開発 | セスナ172P | アメリカへ売却のため |
2022-07-14 | JA3805 | キュービック | セスナ182Q | アメリカ Nik’s Aircraftへ売却のため |
2022-07-14 | JA050F | 大阪市消防航空隊 (大阪市) | ユーロコプターAS365N3 | オーストラリアへ売却のため |
2022-07-14 | JA6167 | 中日本航空 | ベル206B | アメリカへ売却のため |
2022-07-15 | JA652J | 日本航空 | ボーイング767-300 | アメリカ UNITED PARCEL SERVICE CO.社へ売却のため |
2022-07-27 | JA41NF | 日本フライトセーフティ | ロビンソンR44Ⅱ | アメリカへ輸出のため |
■2022年7月 予約登録
予約は2機で、SUBARUとフジビジネスジェットがそれぞれ1機ずつ登録しています。
レジ番号 | 航空会社 | 機種 | 製造番号 | 予約年月日 | 導入予定日 |
---|---|---|---|---|---|
JA924B | SUBARU | ベル412EP | 39124 | 2022-07-01 | 2024-08-31 |
JA01RC | フジビジネスジェット | テキストロン・アビエーション525C | 525C-0405 | 2022-07-29 | 2023-02-28 |