レオナルドとボーイングは2022年8月25日、アメリカ空軍にMH-139Aグレイウルフの試験機4機を納入したと発表しました。商用ヘリとして実績のあるレオナルドAW139をベースに改良したMH-139Aグレイウルフの導入で、UH-1Nヒューイを更新。大陸間弾道ミサイル基地の警備・防衛や、政府関係者・治安部隊の輸送に使用します。
MH-139Aは2018年に訓練システムや関連のサポート機器を含む80機の契約を、ボーイングが受注。アメリカ連邦航空局(FAA)が補足型式証明書(STC)を受領し、今回の試験機納入となりました。今後、アメリカ空軍は追加の開発や、初期運用試験を進めます。
MH-139は、既存のレオナルドのフィラデルフィア工場でAW139ヘリコプターとして組み立て、ボーイング工場で空軍向け機器の設置が実施され、アメリカ空軍へ納入されます。