航空・陸上自衛隊は、2022年8月31日〜9月7日に在外邦人等輸送訓練を実施します。危険な地域から邦人をはじめとする民間人の安全な輸送を実施するため、関係機関との連携を含めた訓練の重要度が高まっています。実際に2021年度は、アフガニスタンの邦人退避で、777政府専用機、C-2輸送機、C-130輸送機が使用され、2022年4月にウクライナ避難民の来日希望者の輸送も実施しています。
訓練では統合任務部隊司令部での指揮幕僚活動と、在外邦人等輸送時の部隊行動の演練、他の関係機関との連携を確認します。指揮系統を確認する航空自衛隊の府中基地をはじめ、実働で入間、千歳、八雲、計根別場外離着陸場と、その経路や周辺空域を使用します。
参加する部隊は、陸上自衛隊の陸上総隊と警務隊など120名、航空自衛隊の航空総隊、航空支援集団、航空教育集団、航空自衛隊補給本部など120名です。航空機は、C-2輸送機とC-130H輸送機をそれぞれ2機ずつ、CH-47J大型ヘリコプター1機、車両20両も使用します。