アエロフロート・ロシア航空、ロシア製航空機を300機超発注

アエロフロート・ロシア航空、ロシア製航空機を300機超発注

ニュース画像 1枚目:ロシア産のアヴィアドヴィガーテリ製PD-14エンジン搭載のMC-21-310
© Irkut
ロシア産のアヴィアドヴィガーテリ製PD-14エンジン搭載のMC-21-310

アエロフロート・ロシア航空は、ロシア製の航空機を計323機発注するとプーチン大統領との会談で報告しました。内訳は、スホーイ・スーパージェット100型機が73機、イルクートMC-21型機が210機、ツポレフTu-214型機が40機です。アエロフロートはロシア製の航空機を運用する準備に取り組んでおり、2030年までの輸送計画を策定しています。このロシア製航空機の導入に合わせ、パイロット3,500名の新規雇用、フルフライトシミュレーター(FFS)8基の導入が必要です。ただし、機材やFFSの導入時期は明らかにされていません。

ロシアのウクライナ侵攻に伴う制裁のため、アエロフロートをはじめ、ロシアの航空会社は保有するボーイングとエアバス製の航空機の部品や整備の支援を受けることができません。この状況から、アエロフロートは近くロシア製の航空機を発注するとの見方が出ていました。

発注した機材のうち、MC-21はエンジンのロシア国産化がウクライナ侵攻前から進められていました。実際にロシア製航空機がどこまで導入されるか、今後の動きも注目されます。

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