イギリスのエリザベス女王が2022年9月8日、96歳で亡くなりました。女王は王位に付く以前、軍に従事し、イギリス陸・海・空軍とも即位後は周年行事で深い関係を築いてきました。毎年6月に即位を祝う祝賀式典ではレッドアローズが飛行してきました。2022年は即位70年記念行事「プラチナ・ジュビリー」で、ひ孫のルイ王子と一緒に参加しました。女王崩御の一報を受け、イギリス陸・海・空軍のウェブサイトでも哀悼の意を表明し、喪に服しています。
世界中から多くの敬愛を集めた女王は、時にはユーモア溢れる対応をされることでも知られています。2012年のロンドン・オリンピック時には、イギリスを代表する映画「007」のジェームズ・ボンドのエスコートでヘリに搭乗し、会場に現れるという演出で世界中を沸かせました。
尊敬を一心に集める女王は、その名を関した施設も多くあります。2021年に初の実戦配備となった空母「クイーン・エリザベス(R08)」は、エリザベス女王の見送りを受けて出港しました。この際に、横須賀にも寄港しています。
ロンドン・ヒースロー空港のターミナル2も「ザ・クィーンズ・ターミナル」と命名され、世界中の多くの人を出迎え、見送る施設となっています。
エリザベス女王の国葬は9月19日ごろ、ロンドン・ウェストミンスター寺院で行われる予定です。