天皇皇后両陛下、777政府専用機で英から帰国へ 首相はANAチャーター便でニューヨークへ

エリザベス女王の国葬に参列した天皇皇后両陛下が搭乗するボーイング777型政府専用機が2022年9月20日、イギリスから羽田空港への帰路についています。一方、国連総会に出席する岸田首相は、20日午前に、全日空(ANA)のボーイング777-300ER型機「JA798A」で、羽田からニューヨークへ向かいました。政府専用機は2機体制で運航されるのが通常で、海外日程が重なる場合、政府専用機と民間機のチャーター便で運航される場合もあります。

両陛下が搭乗した政府専用機は、往路・復路とも、主務機は「80-1111(機体記号)」でロンドン・スタンステッド空港を利用しました。副務機「80-1112」はベルギー・ブリュッセル国際空港を利用しており、機材不具合など万一の事態に備えた2機体制ですが、2カ国に分かれて滞在する珍しいバックアップ体制でした。

また、岸田首相が利用した機材は、ANAの最新ファーストクラス「THE Suite」8席を搭載している仕様です。ファーストクラスは、ドア付の個室型ワイドシートです。このほか、ビジネス64席、プレミアムエコノミー24席、エコノミー116席、計212席が備えられています。