COMACのC919、中国民用航空局から型式証明を取得

COMACのC919、中国民用航空局から型式証明を取得

ニュース画像 1枚目:COMACのC919
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COMACのC919

中国商用飛機(COMAC)は2022年9月29日、中国民用航空局からC919型機の型式証明を取得しました。中国国産機として2000年代に発表、2015年11月にロールアウト、2017年5月に初飛行しました。今後、安全に飛行できることを示す耐空証明と、量産の安全性を示す製造証明の取得を経て、航空会社へ納入を開始します。

C919は、エアバスとボーイングのベストセラー機(A320ファミリー、737ファミリー)に対抗する機種として開発されました。座席数は150席から170席超で、航続距離は4,000km〜5,500kmです。エンジンにCFMインターナショナルのLEAP-1が採用されているほか、欧米企業からアビオニクスなどの部品を採用しています。

中国の航空会社やリース会社を中心に契約を獲得しており、まずは中国国内線を中心に運航される見込みです。納入される1機目は、2022年5月に初飛行した「B-001J(機体記号)」と予想され、中国東方航空グループの一二三航空で使用されます。

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