2025年、カンタス航空がシドニー/ロンドン線を開設すると、直行便路線として最長になります。現在の最長路線は、約15,000km。新路線は、約17,000kmと大幅に距離を更新します。A350、787、開発中の777Xと、長時間・長距離飛行が可能になり、ランキングが塗り替わるかもしれません。その前に2022年10月現在のベスト5をご紹介します。
世界最長路線は、シンガポール/ニューヨーク(JFK)線、2位はシンガポール/ニューヨーク(ニューアーク)線です。2路線とも直線距離で約15,340kmで、フライト時間は約18〜19.5時間です。シンガポール航空がエアバスA350-900型機で毎日運航しています。
3位はカンタス航空のパース/ロンドン線です。ボーイング787-9型機を使い、直線距離約14,500kmを約17時間で飛行しています。オーストラリアとイギリス間を直行便で結んだ初めての路線で、2018年3月に開設され、コロナ禍により運休。カンタス航空の国際線再開にあわせ、5月に再開しています。
4位は、シンガポール航空がA350で運航するシンガポール/ロサンゼルス線で、フライト時間は約16〜17時間です。5位は、カンタス航空が787-9で運航するシドニー/ダラス線で、フライト時間は約15半〜17時間です。
■2022年10月現在の世界最長ベスト5とコロナ前の状況順位・ 見通し | 路線 航空会社 | コロナ前順位 | 距離 (km) | 飛行時間 | 機材 |
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1 | シンガポール/ニューヨーク(JFK) シンガポール航空 | 1 | 15,348 | 18〜19.5 | A350-900 |
2 | シンガポール/ニューヨーク(ニューアーク) シンガポール航空 | 2 | 15,344 | 18〜19.5 | A350-900 |
3 | パース/ロンドン カンタス航空 | 4 | 14,499 | 16.5〜17 | 787-9 |
4 | シンガポール/ロサンゼルス シンガポール航空 | 6 | 14,113 | 16〜17 | A350-900 |
5 | シドニー/ダラス カンタス航空 | 8 | 13,804 | 15.5〜17 | 787-9 |
運休 | ドーハ/オークランド カタール航空 | 3 | 14,535 | 16.5〜18 | 777-200 |
(12/1再開) | ドバイ/オークランド エミレーツ航空 | 5 | 14,200 | 16〜17 | A380 |
(10/28再開) | ヒューストン/シドニー ユナイテッド航空 | 7 | 13,834 | 16〜17 | 787-9 |
現在、ベスト5はシンガポール航空とカンタス航空の2社でアジアとアメリカ間、オーストラリアとアメリカ・ヨーロッパ間を結んでいます。カンタス航空はシドニー/ニューヨーク線の開設も計画しており、世界最長路線の1・2位は新路線になりそうです。