中国商用飛機(COMAC)は2022年12月9日、中国国産C919型機を開発スタートから約15年で中国東方航空へ引き渡しました。今後は、2023年春の中国国内線での商業運航に向けた準備を進めます。
C919の開発は、エアバスA320ファミリーとボーイング737ファミリーに対抗する機種として、2007年に計画がスタート。2015年11月にロールアウトし、初飛行の成功は2017年5月5日でした。その後、2022年9月に中国民用航空局からC919型機の型式証明を取得していました。座席数は150席から170席超で、航続距離は4,000km〜5,500kmのナローボディ機(単通路機)です。
中国東方航空へ納入された機体は、量産型として製造された初号機「機体記号:B-919A」です。2022年5月に初飛行し、12月9日に上海浦東国際空港から上海虹橋国際空港へMU919便としてフェリーされました。座席数は、ビジネスクラス8席、エコノミークラス156席の計164席です。