航空機登録 2022年12月動向 「BB-8 ANA JET」など777の抹消多数

国土交通省航空局によると、2022年12月の日本国籍の航空機登録は、新規登録3機、抹消8機、予約登録6機でした。

主な旅客機の動きは、オリエンタルエアブリッジのATR42-600型機「JA10RC」が新規登録。JALがボーイング777-200型機を3機、737-800型機を1機、ANAがボーイング777-300型機を1機、767-300型機を1機、それぞれ抹消登録を行なっています。

■2022年12月 新規登録機

新規登録は3機。このうち「JA10RC」は、オリエンタルエアブリッジのATR42-600の初号機で、同社の新塗装が施されています。また、シーラスSR22T型機「JA01YK」は、2022年6月に抹消された機体が再登録されたものです。

© FlyTeam なごやんさん

オリエンタルエアブリッジの新塗装が施された「JA10RC」（なごやんさん 2022年12月21日撮影）

■2022年12月 抹消登録機

JALが3機、ANAが1機のボーイング777型機を抹消。両社の777の退役が加速しています。
かつて特別塗装が施されていた機体も多く退役しています。「嵐ジェット」や「JALハピネスエクスプレス」などとして活躍したJALの777-200型機「JA772J」は、羽田空港内で解体。2022年3月までスター・ウォーズの特別塗装機「BB-8 ANA JET」だったANAの777-300型機「JA789A」は、塗装がはがされた状態でアメリカにフェリーされています。

© FlyTeam FT51ANさん

JA789A「BB-8 ANA JET」（FT51ANさん 2022年3月26日撮影）

抹消された8機のうち、2機がアメリカに、1機がアイルランドに、1機がニュージーランドに、それぞれ売却されています。

■2022年12月 予約登録機

旅客機の予約登録はありませんでしたが、学校法人ヒラタ学園がテキストロン・アビエーション172S型機を2機、三井物産エアロスペースがレオナルドAW139型ヘリコプターを2機、それぞれ予約登録しています。