航空自衛隊は、グアム(アンダーセン空軍基地)を拠点に実施される日米豪の3か国共同訓練「コープ・ノース23」への参加を発表しました。訓練期間は2023年2月8日(水)から24日(金)です。航空総隊司令部は2月2日(木)、訓練に参加する隊員がグアムに向けて出発したことを、公式Twitterで明らかにしました。
同訓練は日米豪で2011年以降毎年実施している、戦術技量の向上や人道支援・災害救援を目的とした共同訓練です。今回は上記3か国にフランスとカナダも加わり、人道支援・災害救援活動にかかる共同訓練を実施し、部隊の能力や参加国間の連携要領の向上を図るとしています。
アンダーセン空軍基地の発表によると、同訓練にはアメリカ空軍、海軍、海兵隊あわせて約1,000人、航空自衛隊、オーストラリア空軍、フランスの航空宇宙軍あわせて約1,000人が参加。各国あわせて約100機の航空機で、7つの島と10の飛行場で1,200回の出撃を行う予定とのことです。
航空自衛隊の主要参加部隊は、第8航空団(築城基地)、第9航空団(那覇基地)、航空戦術教導団(百里基地など)、航空救難団(入間基地など)、警戒航空団(浜松基地など)、第1輸送航空隊(小牧基地)、第2輸送航空隊(入間基地)、第3輸送航空隊(美保基地)、航空保安管制群(府中基地)、航空気象群(府中基地)、航空機動衛生隊(小牧基地)です。
機材はF-15J/DJ戦闘機6機､F-2A/B戦闘機6機､UH-60J救難ヘリコプター1機､E-767早期警戒管制機1機､KC-130H空中給油・輸送機2機、KC-767空中給油・輸送機1機で人員は約500名です。
日米豪共同訓練 #コープノース２３ に参加するため、グアムに向け、隊員が出発しました。
— 航空総隊司令部 (@JASDF_adc_pao) February 2, 2023
本共同訓練では、実戦的訓練環境の下で、部隊の戦術技量、日米共同対処能力及び参加国間の相互運用性の向上を図ります。#自由で開かれたインド太平洋 pic.twitter.com/GKlL4kTdUA
