2023年度中に開業を予定している大分空港海上アクセス「ホーバークラフト」の船名が、一般公募により決定しました。それぞれ、1隻目「Baien」、2隻目「Banri」、3隻目「Tanso」の3隻です。
由来となった「Baien(バイエン)=三浦梅園」「Banri(バンリ)=帆足万里」「Tanso(タンソ)=広瀬淡窓」は、「豊後の三賢」と称される江戸時代に現在の大分県で西洋の天文学や医学、儒学など広く学問の研究や普及に取組んだ教育者の名前です。
また、大分空港では、ヴァージン・オービット社が展開する航空機を利用した小型衛星の打ち上げ事業のアジア拠点となることから「宇宙港」をアピールしています。ホーバークラフトの船体もこの「宇宙港」をデザインコンセプトとしています。
ホーバークラフトは、大分市と大分空港を結ぶ海上アクセスとして1971年から運航されていましたが、業績不振などを理由に2009年に廃止。現在大分県を中心に運航再開に向けた準備が進められています。
14年ぶりの復活により、アジアで唯一のホーバークラフトを使用した定期航路となります。