フロンティア航空、A321neo 最初の3機はP&W社にちなんだ特別塗装機に

フロンティア航空、A321neo 最初の3機はP&W社にちなんだ特別塗装機に

ニュース画像 1枚目:フロンティア航空 A321neo - N603FR (Frederick the Bald Eagle)
© Pratt & Whitney
フロンティア航空 A321neo - N603FR (Frederick the Bald Eagle)

アメリカのフロンティア航空へ特別塗装が施された3機のエアバス321neo型機がデリバリーされ、同社がその詳細について発表しました。

同社の特徴として、米国本土で絶滅の危機に瀕している動物への意識を高めるため、垂直尾翼にこれら動物の姿をペイントしていることで有名です。
今回は同じ動物ではあるものの、A321neoに搭載されるエンジンを製造しているプラット・アンド・ホイットニー(P&W)社のシンボルマークである「白頭鷲(Bald Eagle)」が力強く飛ぶ姿がペイントされています。

搭載されているP&W社のギヤードターボファンエンジン(GTF)は、温室効果ガスの排出量を16%削減することができるほか、燃料消費や騒音も大幅に削減することができます。A320neoを含め、144機を導入する予定の同社は、これにより米国で最も環境に優しい航空会社をアピールするため、機体側面には「Americas Green Airline (アメリカのグリーンな航空会社)」とペイントされています。

環境問題に焦点を当てる両社の関係性から、3機の特別塗装機に対し、P&W社へ命名を依頼し、それらの名称が機体前部にペイントしています。

「機体記号:N603FR」 愛称:Frederick the Bald Eagle
P&W社の創設者であるFrederick B. Rentschler氏に敬意を表して。

「N604FR」 愛称:Maria the Bald Eagle
P&Wカナダの社長であり、P&W社の事業部門を率いる最初の女性であるMaria Della Posta氏に敬意を表して。

「N605FR」 愛称: Edward the Bald Eagle
第二次世界大戦中に爆撃手およびナビゲーターとして訓練された最初のアフリカ系アメリカ人で、兵役後にP&W社で33年間勤務したEdward Hall氏に敬意を表して。

※愛称につく「Bald Eagle」はP&W社のシンボルマークである「白頭鷲」の意味。

ニュース画像 1枚目:フロンティア航空 A321neo - N605FR (Edward the Bald Eagle)
© Pratt & Whitney
フロンティア航空 A321neo - N605FR (Edward the Bald Eagle)

同社ではこの3機を含む、計6機のA321neoが既にデリバリーされ、運航路線へ投入されています。

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