カンタス航空、超長距離路線運航へ!完全にホテルな「A350 上級クラス」公開

カンタス航空、超長距離路線運航へ!完全にホテルな「A350 上級クラス」公開

ニュース画像 1枚目:カンタス航空の「プロジェクト・サンライズ」
© カンタス航空
カンタス航空の「プロジェクト・サンライズ」

カンタス航空は、2025年後半頃に予定する世界最長路線開設の実現のためのプロジェクトとして投入予定のエアバスA350-1000型機のファーストクラスとビジネスクラスの機内を公開しました。ファーストクラスは、幅広のベッドにリクライニングチェアやダイニング テーブル、大型モニターが設置され、まるでホテルの客室のようです。

カンタス航空では既にパース/ロンドン線(14,498km・所要時間およそ17時間)をボーイング787-9型機で運航しています。今後さらなる超長距離路線であるシドニー/ロンドン線(約17,000km)や、シドニー/ニューヨーク線(約16,000km)の運航に向けて、客室の居住環境を大幅に向上させ、「ホテルのような客室」を実現するとのこと。ファースト6席、ビジネス52席、プレミアムエコノミー40席、エコノミー140席の4クラスで計238席を搭載、このうちプレミアムシートは40%を占めます。

ニュース画像 1枚目:ファーストクラス 客室
© カンタス航空
ファーストクラス 客室
ニュース画像 2枚目:ビジネスクラス客室
© カンタス航空
ビジネスクラス客室

ファーストクラス「ファースト・スイート」は、1-1-1配列の計6席。フルフラットベッドと、独立したリクライニングチェア、クローゼット、2人用ダイニングテーブルに、32インチのモニターを完備します。

ビジネスクラス「ビジネス・スイート」は、1-2-1配列の計52席。長さ2メートルのフラットベッド、ダイニングテーブル、収納スペース、クッション付きの革製オットマン、18インチのモニターを備えます。
また、無料の高速機内インターネットサービス(Wi-Fi)を提供します。

オーストラリアとイギリスは歴史的背景から文化的交流も深く特に需要の大きい路線です。現在、シドニー/ロンドン線はエアバスA380-800型機を使用し、シンガポール経由で運航されています。同区間は、飛行機の性能的に燃料の補給や乗り換えが必要なことから、まるで跳ねては止まるを繰り返すカンガルーに見立て、別名「カンガルールート」とも呼ばれています。この超長距離路線が就航すると、「カンガルールート」の去就にも注目が集まりそうです。

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