愛知県常滑市にある中部国際空港(セントレア/Centrair)。中部地方の空の玄関口としても有名なセントレアは、実は飛行機を利用しなくても、航空ファンのみならず、家族連れやおひとりさまでも楽しむことができる観光スポットです。今回、FlyTeam編集部は、2023年の春休みを前にセントレアを訪問、スタッフが実際に体感したおすすめポイントや魅力を紹介します!
■セントレアについて
中部国際空港(セントレア/Centrair)は、2005年に開港した24時間運用の海上空港です。同年に開催された「愛・地球博(愛知万博)」に合わせ開港、それまで現在の県営名古屋空港(航空自衛隊小牧基地)が担っていたほとんどの国内線と全ての国際線が、セントレアを発着しています。
空港周辺の中部地方では航空産業が活発で、ボーイング787型機の主要部品を製造する工場が近隣に所在します。このため、ボーイング747型機を改造した大型の特殊貨物機「ドリームリフター」が発着する空港としても知られています。
■FLIGHT OF DREAMS (フライト・オブ・ドリームズ)
セントレアに併設された複合商業施設「FLIGHT OF DREAMS (フライト・オブ・ドリームズ)」をご存知でしょうか?第2ターミナルに向かう動く歩道にて、鉄道駅などがある第1ターミナルと結ばれています。この施設の展示の目玉は、なんといってもボーイング社より寄贈された本物の787初号機。ボーイング社のお膝元、アメリカ「シアトル」をテーマとした飲食店や小売店が並んでいるのも特徴です。なんと主翼の真下で飲食することも可能!航空ファンはもちろん、飛行機に乗ったことのない子どもや近くで見たことのない方は大興奮間違いなしです。
ボーイング社より寄贈された787初号機
館内の中央に鎮座するホンモノの787初号機「ZA001」1階のフライトパークからは、さまざまな角度から見上げたり、2階の「シアトルテラス」では見下ろしたりできます。機体の両側や機体後部真下には、遊具が設置され、子どもが飛行機の近くで遊ぶことも可能。また、コクピットも公開されており、時代を変えたとも言われる787で採用された最新技術のディスプレイなどを間近で見学できます。
BOEING STORE (ボーイングストア)
言わずと知れた世界最大の航空機製造メーカーのグッズショップです。米国外初出店で、たくさんのボーインググッズや、ここでしか買えないオリジナルの限定グッズも取り揃えています。ボールペンなどボーイングロゴが入ったオシャレなグッズをさりげなく使用するのもかっこいいかも!
■SOLA SPA 風の湯
セントレアでは、なんとお風呂も楽しめちゃいます!2023年2月17日にリニューアルオープンしたばかりの「風(フー)の湯」。第1ターミナル4階 スカイタウンのちょうちん横丁にあります。大きな窓からは温泉に浸かりながら空港内を行き交う飛行機や離発着する飛行場を眺めることができます。また、サウナも併設されており、ととのいスペースでも同様に飛行機を望めます。テントサウナなど、イベントも不定期で開催されます。
というわけで、見たり触れたり感じたりと、朝から空港で過ごしましたが、あっという間に丸一日が終了。飛行機を利用しなくてもこんなに楽しめる観光スポット セントレアに、ぜひ足を運んでみてください!
■各施設の情報
■中部国際空港(セントレア)
・電車でのアクセス:名古屋鉄道(名鉄)を利用し、最速29分(ミュースカイ利用の場合)
■FLIGHT OF DREAMS
・電車でのアクセス:名鉄・中部国際空港駅からP1駐車場連絡通路を経由して徒歩5分
・車でのアクセス:P3またはP4駐車場から徒歩数分
・開館時間:10:00~18:00 (各店舗で営業時間が異なります)
・入場無料
■SOLA SPA 風の湯
・第1ターミナル4階 スカイタウン
・開館時間:10:00~21:00 (最終受付20:00)
・入浴料
大人 (中学生以上):タオル付 1,500円、タオルなし 1,300円
小人 (小学生):タオル付 900円、タオルなし 700円
幼児 (3歳以上):タオル付 600円、タオルなし 400円
*2歳以下無料