757での日本就航は延期か!? ノーザン・パシフィック航空 アメリカ国内線で運航開始

757での日本就航は延期か!? ノーザン・パシフィック航空 アメリカ国内線で運航開始

ニュース画像 1枚目:ノーザン・パシフィック航空のB757-200
© Northern Pacific Airways
ノーザン・パシフィック航空のB757-200

アメリカ・アラスカ州アンカレッジを拠点に日本への就航も計画する新たな航空会社、ノーザン・パシフィック航空は2023年6月4日(日)からオンタリオ/ラスベガス線に就航し、営業運航を開始します。使用機材は、181席仕様のボーイング757-200型機です。当初、日本をはじめとするアジア路線の運航を計画していましたが、これを延期したものと見られます。理由として、アンカレッジからアジア方面へ向かう際にロシア上空を通過する必要があり、ウクライナ侵攻による影響で上空通過再開の目処がたっていないこと、また別ルートを飛行する場合、購入済みのボーイング757-200型機ではETOPSを取得する必要があるためだと思われます。購入済みの757-200 6機のうち、塗装や内装が改修済みの機体はいずれもアメリカン航空で使用されていた2機「機体記号:N627NP」「N628NP」と見られ、その他4機については米国内の空港で保管状態です。

一方、サイパン現地報道によると、ノーザン・パシフィック航空のB757-200 2機を活用した、新規事業展開を行う可能性を報じています。保有する「N628NP」は、2022年10月18日にハワイ・マウイ島のカフルイ空港へ、10月20日には北マリアナ諸島のサイパン空港へ飛来しています。

今回就航するオンタリオ空港は、カリフォルニア州南部にあり、ロサンゼルス国際空港(LAX)を補完する役割もある空港です。主にアメリカ国内線が発着しますが、チャイナエアラインが3月26日からボーイング777-300ER型機でオンタリオ/台北(桃園)線を再開させるなど、長距離国際線の発着もある空港です。

■ノーザン・パシフィック航空 ボーイング757-200型機「N627NP」「N628NP」の機内座席数
ファーストクラス 16席
エコノミープラス 36席
エコノミークラス 129席、計181席

ニュース画像 1枚目:ファーストクラスの座席
© Northern Pacific Airways
ファーストクラスの座席
ニュース画像 2枚目:エコノミークラスの座席
© Northern Pacific Airways
エコノミークラスの座席

■ノーザン・パシフィック航空 オンタリオ/ラスベガス線 時刻表
7H777便 オンタリオ 14:00 / ラスベガス 15:00 (金)
7H888便 ラスベガス 14:00 / オンタリオ 15:00 (日)

期日: 2023/06/04から
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