衛星打ち上げサービスを提供するヴァージン・オービット社は2023年4月3日、米連邦破産法11条「チャプター11」の手続きをに開始したことを明らかにしました。引き続き、破産裁判所の管轄下で事業売却などの可能性を探るとしています。
同社は、ヴァージン・アトランティック航空で15年間活躍したボーイング747-400型機「機体記号:G-VWOW」を改造した打ち上げ機「N744VG (コズミック・ガール)」を保有。大分空港を宇宙港・スペースポートとして、人工衛星を搭載した「N744VG」など打ち上げ機の拠点とする計画でした。
また、新たな打ち上げ機として、航空自衛隊で運用されていた旧政府専用機「N7474C (20-1101)」「N7477C (20-1102)」を、2023年1月に改造を手がけるアメリカの防衛・宇宙テクノロジー企業 L3ハリス・テクノロジーズ社が取得していました。引き続き、L3ハリス社が所有者となっているものの、この2機の動向も注目されます。