大分宇宙港と旧政府専用機747の行方は…ヴァージン・オービット、チャプター11申請

大分宇宙港と旧政府専用機747の行方は…ヴァージン・オービット、チャプター11申請

ニュース画像 1枚目:ボーイング747-400型機を改造した打ち上げ機「N744VG (コズミック・ガール)」
© Virgin Orbit
ボーイング747-400型機を改造した打ち上げ機「N744VG (コズミック・ガール)」

衛星打ち上げサービスを提供するヴァージン・オービット社は2023年4月3日、米連邦破産法11条「チャプター11」の手続きをに開始したことを明らかにしました。引き続き、破産裁判所の管轄下で事業売却などの可能性を探るとしています。

同社は、ヴァージン・アトランティック航空で15年間活躍したボーイング747-400型機「機体記号:G-VWOW」を改造した打ち上げ機「N744VG (コズミック・ガール)」を保有。大分空港を宇宙港・スペースポートとして、人工衛星を搭載した「N744VG」など打ち上げ機の拠点とする計画でした。

ニュース画像 1枚目:ロングビーチ空港 2019年11月2日撮影 N744VG ボーイング747-41R ヴァージン・オービット
© FlyTeam masa707さん
ロングビーチ空港 2019年11月2日撮影 N744VG ボーイング747-41R ヴァージン・オービット

また、新たな打ち上げ機として、航空自衛隊で運用されていた旧政府専用機「N7474C (20-1101)」「N7477C (20-1102)」を、2023年1月に改造を手がけるアメリカの防衛・宇宙テクノロジー企業 L3ハリス・テクノロジーズ社が取得していました。引き続き、L3ハリス社が所有者となっているものの、この2機の動向も注目されます。

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