エアバスは2023年4月6日、天津工場に2つ目のエアバスA320型機 最終組立ラインを増設することを明らかにしました。これにより、2026年までにA320ファミリーの生産数を月産で75機を目指す考えです。2008年から同社は天津工場を稼働させており、これまでに600機以上を主に中国顧客へ引き渡しています。
エアバスによると、今後20年間における世界全体での航空機需要は、約39,500機としています。このうち、中国市場では約8,420機が必要とされ、実に世界市場の20%以上を占めることになります。こうした背景から、同社の中国航空産業との連携を拡大するとしています。
同社のA320ファミリー最終組立工場は、ドイツ・ハンブルグ、フランス・トゥールーズ、アメリカ・モービル、中国・天津の4か所に所在しています。