サステナブルの推進を目的として、ZIPAIR(ジップエア)とササビーリーグ社が運営する「Ron Herman(ロンハーマン)」のコラボレーションが、2023年5月8日(月)から10月28日(土)の期間で行われます。これに先立ち、コラボレーションを記念したZIPAIR初の特別塗装機「機体記号：JA850J」が4月13日から就航。ロンハーマンが2021年に発表したサステナビリティヴィジョンのスローガン「Love for Tomorrow」と、ロンハーマンのブランド名をデザインしたコラボレーションロゴが、機体後部の両側と乗降口ドア横(2か所)に描かれています。
コラボレーションロゴは、機体左側(L側ポートサイド)では手荷物用の貨物室ドアがある関係で少し前方寄りに、機体右側(R側スターボードサイド)はコンテナ用の貨物室ドアがある関係で、最後尾ドア付近へ配置されています。
機内でもこのロゴをプリントした特製のヘッドレストカバーを、ビジネスクラスにあたるフルフラット仕様の「ZIP Full-Flat」18席と、エコノミークラス「Standard」の278席に設置。
ZIPAIRは4月に世界初となる、年間を通し路線単位でCO2排出量実質ゼロの「カーボンニュートラル・フライト」を実現するなど、サステナブル推進活動に取り組んでいます。ロンハーマン社のサステナビリティヴィジョンを掲げた活動に共鳴し、2022年夏ごろからコラボレーションを模索。自然環境問題に対して向き合い、次世代のために美しい空と自然を残す⼀歩を踏み出すきっかけを作る目的で、今回の取り組みが実現しました。
ロンハーマンは2月、ハワイ初上陸となるワイキキ店をオープン。成田/ホノルル線を運航するZIPAIRと「ハワイ」で繋がります。サザビーリーグ社の三根取締役は発表会見で「旅をする楽しさのなかで、ロンハーマンを知っている若い世代にもサステナブルの活動を知ってもらいたい」「地球を冷まして、お客様の心を熱くしたい」とコメント。ZIPAIRの西田社長は「機内サービス品などから、バージン・プラスチック(再生素材ではないプラスチック)の排除がまもなく完了する」としました。
5月8日から10月28日まで、特別塗装機で運航する成田/ホノルル線限定の機内販売品を用意し、両社の取り組みを身近に感じられるものにします。販売されるオリジナル商品は、オーガニックコットン製ビーチバッグやハンドタオル、環境課題改善に向けた活動につながるMiiR社製ボトルが用意されています。また、6月末から7月初旬ごろからは、特別塗装機「JA850J」のモデルプレーンもラインナップに加わる予定です。このモデルプレーンは、バージン・プラスチックを排除し、再生ABS(廃プラスチック製品をリサイクルした素材)を利用して作られます。
特別塗装機は、5月7日まではソウル(仁川)・バンコク・シンガポール線など路線を限定せずに運航中。8日からは機材繰りなど一部を除き、成田/ホノルル線へ集中的に投入される予定です。
