防衛省 統合幕僚監部は、2023年4月14日に日本海の上空へロシアの情報収集機イリューシン20型(IL-20)1機が、飛来したことを明らかにしました。飛行経路は、ロシア方面から日本海上空を南進、石川県能登半島沖で反転し、再びロシア方面に向けて北進しました。これを受け、航空自衛隊 北部航空方面隊等の戦闘機をスクランブル発進させ、対応しました。
同日、日本海上空では、航空自衛隊とアメリカ空軍、また大韓民国空軍(韓国空軍)とアメリカ空軍の共同訓練がそれぞれ行われていました。
航空自衛隊とアメリカ空軍の日米共同訓練では、日本側から中部航空方面隊 第6航空団のF-15戦闘機4機、アメリカ側はB-52戦略爆撃機2機・F-35戦闘機4機・KC-135空中給油機2機が参加。各種戦術訓練の確認などが行われました。統合幕僚監部は、「北朝鮮がICBM級弾道ミサイルの可能性がある弾道ミサイルを高い角度で発射するなど、我が国を取り巻く安全保障環境がより一層厳しさを増すなか、日米共同訓練を実施した」としています。
アメリカ空軍と韓国空軍の米韓共同訓練では、アメリカ側からB-52戦略爆撃機2機・F-16戦闘機4機、韓国側はF-35戦闘機4機が参加。B-52を護衛する構成などの各種訓練が行われました。