P-1のエレファントウォークに無人機MQ-9初披露も！4年ぶり「エアーメモリアルinかのや」開催

海上自衛隊鹿屋航空基地は、2023年4月30日、「エアーメモリアルinかのや 2023」を開催しました。

2019年以来4年ぶりの開催となる同イベントに、県内外の約18,000人が訪れました。当日はあいにくの天候ながら、期待されていたP-1哨戒機が登場したほか、US-2救難飛行艇による展示飛行などが行われました。

■ P-1哨戒機のエレファントウォーク

例年、P-3C哨戒機の編隊飛行が行われていましたが、今年はP-3Cの後継として、2019年より配備されたP-1哨戒機によるエレファントウォークが披露されました。また、格納庫に入る前に機体が洗浄される場面も公開されました。また、格納庫に入る前に機体が洗浄される場面も見られました。 ちなみに、このP-1(海上自衛隊航空集団第1航空隊所属機)は、3月13日から30日間で行われたアメリカ海軍主催の多国間共同訓練「シードラゴン2023」に参加しています。そして、各国の固定翼哨戒機が参加した対潜戦競技において、なんと“優勝”という輝かしい成績を収めた部隊機です。

■ 超低速飛行を披露したUS-2救難飛行艇

展示飛行では、岩国航空基地のUS-2救難飛行艇が登場。上空を超低速でゆっくりと通過するなど観客を沸かせました。 このほか、ユーロコプターTH-135ヘリコプターやSH-60K哨戒ヘリコプターの展示飛行もありました。

■ MQ-9リーパー無人偵察機が初登場

別の見どころとしては、昨年2022年11月から同基地で運用が始まったアメリカ空軍の無人偵察機MQ-9リーパーの展示です。展示飛行はなかったものの地上滑走する姿を見せてくれました。

■「ウイスキーパパ」によるアクロバット飛行

イベントのラストを飾ったのは、曲技飛行チーム「ウイスキーパパ」のアクロバット飛行でした。悪天候のため前日まで飛来があやぶまれていましたが、当日は華麗に登場。この日唯一のアクロバット飛行は、曇り空をものともしない迫力でした。 2019年以来の開催となった「エアメモリアルinかのや」。今回は派手なプログラムはありませんでしたが、P-1やMQ-9などの新入りたちが披露されました。残念ながら天候にはめぐまれませんでしたが、4年ぶりに開催されたことを伝えることができ、とても嬉しく思います。