イギリスのチャーター航空会社タイタンエアウェイズは、保有するボーイング737-400型機とボーイング757-200型機の全機が退役したことを明らかにしました。2023年4月6日に737-400SF(貨物改修型)「機体記号:G-POWS」を、5月4日に757-200「G-ZAPX」の運航を終了。これにより同社の保有機はエアバス機へ統一され、ボーイング社との歴史に幕を閉じました。
同社は、機体側面に月「タイタン・ムーン」を描いた機体(旧塗装)などで馴染みが深いほか、2018年ワールドカップ・トロフィー・ツアーでは、特別塗装を施した「G-POWC」が羽田空港へ飛来したこともありました。
これまで、737-300・737-300F・737-300QC・737-400Fなどの“737クラシック”シリーズの貨客機や、757-200・767-300ERの旅客機で、他社向けの受託運航、チャーター便、イギリス政府向けの運航を担っていました。近年は、これら運航もエアバスA321neo型機などの最新鋭機への置き換えが進み、ついに旧世代の飛行機はすべて退役となりました。