世界で最後の737-800を運航するスカイマーク、アレも一番だった！

日本の空で通算144機が運用されているボーイング737-800型機。国内での最後の導入は、2019年6月スカイマークが受領した「機体記号： JA73AC (製造ラインナンバー：7597)」でした。この「JA73AC (7597)」はボーイングとしても“737-800”の最終製造機で、737MAXシリーズへ移行のため、この機体をもって生産終了となりました。

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“最終製造機”「JA73AC」 ボーイング737-8AL 新千歳空港 2023年3月21日撮影

ボーイングは現在、737シリーズとしては737MAXシリーズおよび、737-800をベースとした軍用向けP-8哨戒・偵察機“ポセイドン”のみを製造しています。

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横田基地 2023年5月3日撮影 168857 ボーイング P-8A (737-8FV) アメリカ海軍

国内での737-800の初導入は、2005年12月。これも、スカイマークが「JA737H (製造ラインナンバー：1830)」を受領しました。奇しくも、最初の導入と最後の導入がスカイマークでした。同社は2005年から受領を続け、2013年10月には33機目の「JA73NY」を受領。合計36機を受領していますが、2016年までに7機が退役しています。

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“国内初号機”「JA737H (退役済み)」 ボーイング737-86N 成田国際空港 2011年12月18日撮影

現在、国内で活躍するボーイング737-800型機は、日本航空(JAL) 43機・日本トランスオーシャン航空(JTA) 13機・全日本空輸(ANA) 39機・ソラシドエア 14機・スプリングジャパン 6機・スカイマーク29機で、合計144機が運航中。総生産機数は約5,000機の、ボーイング社にとってもベストセラーの飛行機です。JALの退役した10機とスカイマークの退役した7機も含めると、国内では通算161機が運航されました。

今後、スカイマークは2025年度から737-8-MAXおよび737-10-MAXの導入を進め、737-800と共に運航を続けます。退役済みの「JA737H、JA737K、JA737L、JA737M、JA737P」の5機および、現在も運航されている「JA737N」は、国内で唯一ウィングレットが装着されていません。世界でも貴重な“737-800初期型“を、スカイマークが就航する日本各地の空港で探してみるのも楽しみではないでしょうか。

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“国内唯一のウィングレット未装着”「JA737N」 ボーイング737-8HX 羽田空港 2023年1月29日撮影

スカイマークが受領した36機の737-800