アメリカ大統領専用ヘリコプターVH-3D「マリーン・ワン (機体記号:61-724および61-729)」2機が、2023年5月15日に岩国基地と広島へリポート間で試験飛行を行いました。
これは、18日(木)夕方に来日するとみられるバイデン大統領が、岩国基地へ専用機VC-25「エアフォース・ワン」で到着後、「マリーン・ワン」へ乗り換え、広島市内への移動に備えたもの。2022年の東京への到着時も、東京都福生市の横田基地から赤坂まで「マリーン・ワン」で移動しており、「エアフォース・ワン」とセットで運用されます。

© FlyTeam Tomo-Papaさん
2022年の大統領来日時、赤坂へ飛来した「マリーン・ワン」 2022年5月24日撮影 159352 シコルスキー VH-3D シーキング (S-61B) アメリカ海兵隊
5日の訓練では、2機の「マリーン・ワン」および、帯同する形で3機のアメリカ陸軍の大型輸送ヘリコプターCH-47Fチヌーク、計5機編隊で飛行しました。
大統領来日時にはアメリカ本土から、VH-3D「マリーン・ワン」をはじめ、陸路を移動する際の大統領専用車両「ビースト」をアメリカ空軍のC-17AグローブマスターIIIで輸送するのが通例となっています。今回も岩国基地へグローブマスターが多数飛来しており、これに搭載されて日本へやってきました。
With #POTUSinAsia we couldn't very well leave The Beast behind! pic.twitter.com/iCnady6Ag0
— U.S. Secret Service (@SecretService) November 4, 2017