米が販売拒否か、タイ空軍 F-35ライトニングII導入断念で他戦闘機検討

米が販売拒否か、タイ空軍 F-35ライトニングII導入断念で他戦闘機検討

ニュース画像 1枚目:ドンムアン空港 2016年1月9日撮影  ジェネラル・ダイナミクス F-16A ファイティング・ファルコン タイ王国空軍
© FlyTeam RA-86141さん
ドンムアン空港 2016年1月9日撮影 ジェネラル・ダイナミクス F-16A ファイティング・ファルコン タイ王国空軍

タイ王国空軍(RTAF)は2023年5月25日、老朽化した在来型のF-16戦闘機などの置き換えとして検討していた、F-35AライトニングII戦闘機の導入を断念したことを明らかにしました。理由として、アメリカが第5世代の戦闘機を他国へ販売することへのハードルの高さを指摘。RTAFによると、導入には様々な手続き、訓練の問題、技術的問題、また発注しても導入までに10年以上の時間を要すことなどの問題でアメリカ側が難色を示しました。

アメリカ側は、まずは第4.5世代戦闘機である改良型のF-16やF-15戦闘機などの導入についての協議を進めるように促しました。これについてRTAFは、改良型のF-16などに捉われず、戦闘即応性と防空能力の観点から、様々な戦闘機から検討を進めるとしています。

RTAFは現在、主にF-16・F-5・JAS12グリペン戦闘機などを運用しています。

ニュース画像 1枚目:タイ王室空軍の発表 (タイ語)
© Royal Thai Air Force
タイ王室空軍の発表 (タイ語)
ニュース画像 2枚目:ドンムアン空港 2012年7月2日撮影  ノースロップ F-5E タイガーII タイ王国空軍
© FlyTeam RA-86141さん
ドンムアン空港 2012年7月2日撮影 ノースロップ F-5E タイガーII タイ王国空軍
ニュース画像 3枚目:ドンムアン空港 2017年1月14日撮影  サーブ JAS39C グリペン タイ王国空軍
© FlyTeam Mar Changさん
ドンムアン空港 2017年1月14日撮影 サーブ JAS39C グリペン タイ王国空軍
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