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JAL Colorful Dreams Express (カラフル・ドリームズ・エクスプレス)
日本航空(JAL)は2023年6月9日から、特別塗装機「JAL Colorful Dreams Express (カラフル・ドリームズ・エクスプレス)」を就航させました。使用する機体は、国内線専用機のボーイング767-300ER型機「機体記号:JA614J」です。特別塗装機としての運航は、2024年4月ごろまでの約10か月間を予定しています。

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2023年6月9日から就航した「JAL Colorful Dreams Express」
「JAL Colorful Dreams Express」は、1983年の東京ディズニーランド開園から今年4月で40周年を迎えたことを記念したもの。東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドでは、“ドリームゴーラウンド”と銘打ち、様々なアニバーサリーイベントを開催中です。

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イベントで披露された「JAL Colorful Dreams Express」
◼︎お披露目イベント
同日、JAL羽田格納庫内ではお披露目イベントを開催。JALの赤坂社長からは「東京ディズニーランドが開園した1983年は、この特別塗装機と同じ767型機をJALが初めて発注した年」として、それ以降オフィシャルスポンサーを務めているJALとオリエンタルランドの関係性を強調。オリエンタルランド吉田社長は、長年の協賛とタイアップに対する感謝とともに「今回の特別塗装機就航で新たな夢を作り出す (中略) お客様がより楽しく、夢が膨らむことへの一助となりたい」とコメントしました。

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お披露目イベントの様子 JAL赤坂社長(中央左)とオリエンタルランド吉田社長(中央右)
また、両社の1983年度生まれの社員20名が壇上にあがり、JALの客室乗務員からは「幼い頃に両社社員から与えてもらった感動を忘れずに、おもてなしの心を現在の業務に活かしている」と、JALとオリエンタルランドの40年におよぶ繋がりに対する想いが語られました。

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東京ディズニーランドが開園した1983年度生まれのJAL社員とオリエンタルランド社員
◼︎機内でのお楽しみ
「JA614J」は、ファーストクラス5席、クラスJ 42席、普通席205席の計252席仕様。ファーストクラスを除く247席には、タイアップを記念したオリジナルのヘッドレストカバーを装着しています。

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ファーストクラスの座席

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オリジナルヘッドレストカバーを装着したクラスJ座席

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オリジナルヘッドレストカバーを装着した普通席の座席
「JAL Colorful Dreams Express」の機内では、他にもドリンクサービスで使用される紙コップが特別仕様に。また、40周年特別デザインの搭乗証明ステッカーも配布されます。この搭乗証明ステッカーは、9月までの搭乗で配布される第1弾と、10月から12月の第2弾、2024年1月から運航終了予定の4月ごろまでの第3弾、全部で3種類です。裏面は全期間共通で、2種類となっています。

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機内サービス品を紹介する客室乗務員

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機内サービス品 (右下、搭乗証明ステッカーは第1弾のもの)
◼︎機体デザイン
この特別塗装は、デカール171枚を貼り付けて完成しました。デカール1枚あたりの大きさは、縦1.69m x 横1.1m。デカール全体では機体片面あたり、縦5.08m x 横 約34mもの大きさとなります。

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デカール171枚で仕上げられた「JAL Colorful Dreams Express」
機体の両面には、40周年の特別な衣装を着た“ミッキーマウス”、“ミニーマウス”、“グーフィー”、“ドナルドダック”と、アニバーサリーイベント“ドリームゴーラウンド”のロゴマークが大きく描かれています。偶然にも、6月9日の就航日は“ドナルドダック”の誕生日でもありました。

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機体左側(ポートサイド)前方の“ミッキーマウス”と“ミニーマウス”

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機体左側(ポートサイド)中央の“グーフィー”と“ドナルドダック”

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機体左側(ポートサイド)中央から後方部の“グーフィー”と東京ディズニーリゾートのロゴマーク

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機体左側(ポートサイド)後方のアニバーサリーイベント“ドリームゴーラウンド”のロゴマーク

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機体右側(スターボードサイド)前方のアニバーサリーイベント“ドリームゴーラウンド”のロゴマーク

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機体右側(スターボードサイド)中央の“ドナルドダック”と“グーフィー”

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機体右側(スターボードサイド)後方の“ミニーマウス”と“ミッキーマウス”
◼︎6月9日 就航と、これまでのタイアップ
就航日となった6月9日は、JALパックより発売された“就航記念周遊フライトツアー”のみ運航。開園した「1983年」にちなんだ「JL1983便」として、羽田空港発着で約2時間の遊覧飛行を実施しました。今後は、羽田/新千歳・大阪(伊丹)・広島・福岡・鹿児島・那覇線を中心とした、767によって運航される国内線へ投入予定となっています。
定期便への初投入は、10日羽田発福岡行きのJL305便。運航予定は、ホームページ内の「運航状況のご案内 (国内線)」にて、前日から確認することができます。

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“就航記念周遊フライトツアー” 「JL1983便」を見送るJAL社員
JALがオリエンタルランドとタイアップした特別塗装機は、2001年に東京ディズニーシー開園を記念して国内線用と国際線用の747-400で登場した「JALドリームエクスプレス21 “Tokyo DisneySEA号”」を皮切りに、今回の「JAL Colorful Dreams Express」で14機目。現在運航中の「JALドリームエクスプレス ディズニー100」は、ウォルト・ディズニー・ジャパンとタイアップしたもの。これを加え、歴代の「ドリームエクスプレス」なども含めると、21機目の特別塗装機となりました。

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2001年から2002年まで運航された国際線用「JALドリームエクスプレス21 “Tokyo DisneySEA号”」 成田国際空港 2001年9月24日撮影 JA8912 ボーイング747-446

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2001年から2002年まで運航された国内線用「JALドリームエクスプレス21 “Tokyo DisneySEA号”」 伊丹空港 2001年11月23日撮影 JA8905 ボーイング747-446D

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2024年2月ごろまで運航予定の「JALドリームエクスプレス ディズニー100」 伊丹空港 2023年3月5日撮影 JA615J

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2024年2月ごろまで運航予定の「JALドリームエクスプレス ディズニー100」 羽田空港 2023年5月16日撮影 JA615J