英空軍タイフーンがスクランブル発進、露海軍「ツポレフ134」がバルト海上空で“不審な飛行”

英空軍タイフーンがスクランブル発進、露海軍「ツポレフ134」がバルト海上空で“不審な飛行”

ニュース画像 1枚目:イギリス空軍機(手前)とロシア海軍機(奥)
© Royal Air Force
イギリス空軍機(手前)とロシア海軍機(奥)

イギリス空軍は2023年6月20日、バルト海上空の国際空域で、管制と交信せずに飛行したロシア海軍機を追尾(インターセプト)しました。ロシア海軍機はバルチック艦隊のエンブレムが描かれた、ツポレフTu-134AK型機クラスティー「機体記号:RF-66003」で、スホーイSu-27戦闘機フランカー2機に護衛される形で飛行していました。

Tu-134は、ロシアの飛び地カリーニングラードからロシア本土へ向かうため、バルト海上空を北上。管制と交信しない“専門的な方法”で飛行していたと推定され、イギリス空軍のユーロファイターEF-2000戦闘機(タイフーン)「ZK361」がスクランブル発進しました。前回4月27日も同空域でスクランブル発進しており、日本海上空と同様に、ロシア軍機による不審な飛行が常態化しています。

ニュース画像 1枚目:ウラジオストク空港 2019年1月4日撮影  RF-66002 ツポレフ Tu-134Sh ロシア海軍
© FlyTeam mealislandさん
ウラジオストク空港 2019年1月4日撮影 RF-66002 ツポレフ Tu-134Sh ロシア海軍

このイギリス空軍のタイフーンは、北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるエストニアのアマリ空軍基地へ派遣されている、第140遠征航空団に所属。「NATOによるバルト海空軍警備任務」を遂行するため、バルト海周辺におけるバルト三国の領空警備を担っています。

ニュース画像 2枚目:ロシア海軍機(左)とイギリス空軍機(右)
© Royal Air Force
ロシア海軍機(左)とイギリス空軍機(右)
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